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再生・リノベーション事例 No.1

印刷用ページを表示する更新日:2019年2月12日更新 <外部リンク>

コウノシマの家

 

コウノシマの家

【 岡山県空き家コンシェルジュ市町村サポート事業 笠岡担当 】

株式会社 山下地域建築設計事務所

代表取締役 一級建築士 山下敬広

笠岡市西大島664 Tel0865-67-2531

http://y-cad.com/<外部リンク>

山下さん

―『コウノシマの家』では、どのようなことを考えて設計されましたか?
 

 「この建物は、昭和初期の木造二階建住宅です。日本家屋によくある「奥の部屋が暗い」という状況でした。

 その対策として間仕切壁を撤去し、小屋組の構造を現し天井を高くすることで明るく開放的な空間となるように計画しました。そして、受け継いだ住まいの愛着を残すため、階段や建具の多くを再利用しています。同時に地震対策として基礎の補強、屋根の軽量化、金物による補強を行っています。

 施主様のご希望であった神島の山桜や紅葉を室内から見ることができるように、窓の位置も現場で詳細に検討しました。」

リノベ1
リノベ4 リノベ5
「コウノシマの家」内観  (上:施工後 下左:施工前 下右:吹抜部分)

―再生・リノベーションのメリットは?
 

 「費用面等のメリットもありますが、デザイン面の効果も大きいです。コウノシマの家でも行っていますが、古材と新しい材料を対比させることで、空間に『時間』をデザインすることができます。

 これは新築では絶対にできません。壊してしまうと、もう二度と作ることができないですしね。古いものを隠してしまうのではなく積極的に活用することで他にはない空間になります。」

リノベ2
「コウノシマの家」内観

―再生・リノベーションを検討するときの注意点は?
 

 「まず既存の物件をしっかり調べることが大切ですね。建物の状況についてもそうですが、周辺環境についても調べると良いと思います。

 工事費については、『ここまで』という具体的な数字があれば、それに合わせた提案を行います。再生・リノベーションの場合、施工前の調査ではわからなかった不具合が見つかり、追加費用が必要となることもあるので、ゆとりを持った予算の計画が大切です。

 再生・リノベーションを得意とする建築設計事務所にご依頼いただく場合は、事前の調査や既存図面の作成、また予算に合わせた設計及びその確実な施工のための工事監理などを行い、既存建物の魅力をしっかり活かした他にはない空間を創り出します。建築設計事務所というと敷居が高いように感じられるかもしれませんが、安心してよりよい住まいを創るため、お気軽にご相談いただけたらと思います。」

 

リノベ3

リノベ5

 

 

 

 

「コウノシマの家」内観

(左:施工後 右:施工前)

 
リノベ6
 リノベ9 リノベ10
「コウノシマの家」  (上:和室・施工後 下左:外観・施工後 下右:外観・施工前)