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笠岡市長に就任いたしました栗尾典子(くりおのりこ)です。笠岡市初の女性市長となります。市政に新しい風を吹かせて欲しいという皆様の期待を感じています。
まずは、これまでの先人たちが築いてきた笠岡市の歴史、文化を大切に引継ぎ、そして笠岡の新しい時代をつくっていきたいと思います。家族の形態の変化や人生の多様化などの現実を見逃すことなく、育児や介護、非正規雇用など、女性に集中しがちな問題に向き合い、生活者の目線で市政に取り組みたいと思います。行政の本質は利益の追求ではなく、ひとりひとりの幸せの追求です。そのことを常に念頭に置き、信念をもって笠岡市のために皆様と共に頑張りたいと決意しています。
人口減少、少子高齢化がすすむ変化の大きな時代において、未来に責任のとれる行動をする必要があります。しっかりと地に足を付け、基盤を整えていかなければなりません。次の世代の子どもたちに自信をもって引き継げる笠岡市を目指します。常に生活者の目線で、笠岡市民の幸せが増加するかどうか判断し、ビジョンをもって施策を進めていきたいと思います。「全市民の移動手段の確保」「干拓地の臭気対策」「放課後児童クラブの充実」はその中でも重要な施策だと考えています。また、施策を企画・実行する市職員を取り巻く環境の改善を行い、ボトムアップで多様な意見を尊重できる風通しの良い職場にしたいと思います。
聴く耳を持ち、市民と議会と職員が共に手を携えて、笠岡市が少しでも良くなるように前へ進めたいと思います。笠岡に暮らす私たちが、笠岡を誇りに思い、笠岡に暮らしてよかったと思えるまちづくりに挑戦します。
一生懸命に頑張ります。今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようにお願い申し上げますとともに、市民皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
笠岡市長 栗 尾 典 子