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【笠岡湾干拓地臭気対策ロードマップ】 令和7年度の取組みについて
1年目となる令和7年度は,短期的な取り組み期間に位置付いており,今年度の主な取り組み内容を抜粋して紹介します。
【令和7年度の取組み】
取組1 臭気報告モニターによる調査
【取組内容】
臭気報告アプリ「KABAR」を利用し,臭気報告モニターの登録を行います。
臭気報告モニターの方には,「定時・定点」の臭気報告などを実施し,
地域や気象条件ごとの臭気の動きをより詳しく観測していきます。
※令和7年7月末時点で,100名を超えるモニター登録があります。
【ロードマップにおける位置づけ】
「笠岡市主体による畜産業振興の取組」として,
干拓地の農業や臭気の特性について理解を深めるため, モニター調査を実施します。
調査結果を公表し,畜産農家にも共有することで,地域全体で干拓地に対する
理解促進を図っていきます。
【実施時期】
6月から継続して実施
取組2 笠岡湾干拓地のPR看板の設置
【取組内容】
笠岡湾干拓地の魅力を知ってもらうため,道の駅笠岡ベイファームに
PR看板を設置しました。道の駅に訪れる多くの観光客の方に見ていただくことで,
干拓地の魅力や,臭気についての理解を深めるものです。
【ロードマップにおける位置づけ】
「笠岡市主体による畜産業振興の取組」として,笠岡湾干拓地や畜産業のPRや
理解促進を目的に行うものです。
【実施時期】
7月上旬に設置完了
取組3 笠岡湾干拓地バスツアーの開催
【取組内容】
バイオガス発電施設の見学や畜産農家の牧場見学に加えて,
畜産業や臭気対策の現状等を知ることができる内容になっています。
7月から9月まで毎週火曜日に実施しており,団体による申込も個別で受付けています。
※令和7年7月末時点で,50名を超える参加がありました。
【ロードマップにおける位置づけ】
「笠岡市主体による畜産業振興の取組」として,
干拓地内の農畜産業を知ってもらうことを目的にしたバスツアーを実施し,
臭気報告モニターを含めた取組として,啓発・PRを行います。
【実施時期】
7月から9月まで
取組4 親子で行く!笠岡湾干拓地バスツアーの開催
【取組内容】
毎週実施しているバスツアーの内容に加えて,子牛の牛舎内に実際に入る機会や,
笠岡ふれあい空港で実施されたイベントへ参加するなど,こどもも楽しめる内容として実施しました。
※38名の参加がありました。
【ロードマップにおける位置づけ】
「笠岡市主体による畜産業振興の取組」として,
夏休み中の親子を対象にしたバスツアーを実施し,こどもも含めた笠岡湾干拓地の啓発・PRを行うものです。
【実施時期】
7月27日(日曜日)
取組5 臭気分解ネットの設置
【取組内容】
笠岡湾干拓地から市街地へ流れ込む臭気の低減を目的として,
市街地に近い2つの畜産農家の牛舎に「臭気分解ネット」を設置しました。
臭気を吸着するとともに,紫外線や光などの刺激で発生するマイナスイオンが
臭気の原因となる物質に効果を有することが期待されます。
【ロードマップにおける位置付け】
「畜産農家との協働の取組」として行い,
臭気対策資材の「緊急対応」として設置するものです。
今後については,効果検証を行ったうえで,畜産農家とも協議を行いながら,
今後の対策を検討します。
【実施時期】
7月中に設置完了
取組6 臭気の定点観測器の実証実験
【取組内容】
「臭気の見える化」に向けて,臭気測定器による実証実験を行います。
笠岡湾干拓地と住宅地(笠岡市本庁舎)の2箇所に設置して臭気を観測し,
そのデータと笠岡市臭気報告アプリ「KABAR」の報告を照合していきます。
【ロードマップにおける位置づけ】
「畜産農家との協働の取組」として,
これからの臭気低減に係るルールづくりのために,施設整備等を検討していくものです。
実証実験の結果に基づき,臭気の定点観測器の導入を検討していきます。
【実施時期】
7月下旬から2週間の実証実験を実施