【静岡県】幼魚水族館でカブトガニを展示中
【静岡県】幼魚水族館でカブトガニを展示中
静岡県近辺の方に朗報です!
現在,カブトガニの繁殖地の北限・東限は,ここ岡山県笠岡市として知られています。
ですから,当然のように東日本の方がカブトガニを目にする機会はあまりないでしょう。
しかし!
この度,静岡県の幼魚水族館<外部リンク>でカブトガニ博物館からお渡ししたカブトガニの幼生を展示<外部リンク>しています!
今話題の「令和のお魚王子」こと鈴木香里武(すずき かりぶ)さんが館長を務める幼魚水族館は,まだ小さな魚「幼魚」たちを展示し,成長して展示できなくなった生体は“卒魚式”を行い,他の水族館などへ無償で転校していくというおもしろい水族館です。
Instagramもされているのでこちらもチェック!<外部リンク>
東日本の水族館などで展示されているカブトガニは,比較的アメリカカブトガニが多いです。
体色は白っぽく,全体的なフォルムは楕円形。
尾剣(びけん:しっぽ)の長さはカブトガニに比べてアメリカカブトガニは短め。
複眼は大きく,耳状突起は太めですがそり上がりは浅めで...
とにかく!
水族館でよく見るアメリカカブトガニとカブトガニは違う種類だということです!
↓アメリカカブトガニ↓
日本のカブトガニが展示されていても成体(おとな)のカブトガニがほとんどです。
成体と幼生では,体色や体のトゲの伸び具合など異なる点が多々あります。
生物好きのみなさんにとっても,カブトガニの幼生を見ずしてカブトガニを語るなど笑止千万!
小さな幼生のカブトガニを観察できる機会なので,近くの方はこのチャンスをお見逃しなく!