じつは毛深い!?カブトガニ2
じつは毛深い!?カブトガニ2
以前紹介した「じつは毛深い!?カブトガニ」では、意外と知られていないカブトガニの感覚毛について紹介しました。
↓紹介した写真↓
よく見ると毛が見えると思いますが、これがなかなか見にくい!
実物を見ると分かりやすいのですが、写真でも見やすいものはないかと考えていました。
そんなある日、ふとカブトガニの目線で景色が見てみたくなりました。
さっそく、カブトガニの乾燥標本の背中にカメラを置き、写真を一枚。
パシャッ!
そこに写ったのがこの写真です。
なんとっ!
背中(後体)にびっしりと毛が生えていました!
(茶色いものは「小棘」というトゲで、白いものが毛です)
状態の良い乾燥標本だと、感覚毛がすごくよく観察できることがわかりましたので、ご紹介したいと思います。
カブトガニの体と比較すると分かりやすいと思います。
↓背中(後体)をアップで↓
↓縁棘(6本のトゲ)にも感覚毛↓
↓後体の腹側にも感覚毛がビッシリ!↓
↓尾剣の付け根にも感覚毛が↓
いかがでしたか?
みなさんの想像を上回る毛深さだったと思います。
それもそのはず!
水槽の中のカブトガニを観察しても水中ではあまり感覚毛は見えませんので、実物を見ても「カブトガニは毛深い」という印象はないと思います。
頭はツルツル、体はトゲトゲ、でも実は毛深い...本当に謎な生物ですね。