「チリメンモンスターの標本作り」を開催しました(10月29日)
「チリメンモンスターの標本作り」を開催しました
平成28年10月29日(土曜日)、ちりめんじゃこにまぎれる色々な生き物(通称:チリメンモンスター(略して「チリモン」))の標本作りを行いました。
このイベントは、夏の特別展「モンコレ ~2016年 夏の珍作コレクション~展」の付帯事業で、その時の展示物と同じような標本を作ってみよう!という内容でした。
(※特別展は平成28年9月30日で終了しています)
その標本とは...
樹脂封入標本です!
透明な樹脂(プラスチックのようなもの)にチリモンを閉じ込めるので、360度から観察できるキレイな標本です。
では、イベントの様子を少しご紹介します。
↓学芸員から基本的な説明を受けました↓
↓標本にしたいチリモンを選びます↓
数あるチリモンの中でも、ダントツ人気だったのが「タツノオトシゴ」でした。
(上の樹脂封入の写真でも手前に写しています)
もともと皮が堅い魚なので乾燥してもあまり形が変わりませんし、魚なのに魚らしくない愛らしいところが人気のようでした。
その他にはフグやヘイケガニのゾエア幼生なども人気でした。
↓フグとヘイケガニのゾエア幼生↓
カブトガニ博物館で行った特別展と同じ方法で標本を作ると、最低3日間はかかりますので、今回は紫外線で固まる樹脂を使用しました。
↓樹脂に選んだ標本を浸けて、紫外線を照射して固めます↓
※「朝」「昼」「夜」などの文字は今回の標本とは関係ありません。
さらに樹脂を入れて固めたら、ここからが本番。
紙やすりを粗いものから細かいものに徐々に代え、ひたすら樹脂を磨いていきます。
大人も子どもも必至です。
机の上と手や服を粉まみれにして頑張りました!
できた標本はもちろんお持ち帰りいただきました。
小さな標本でも一つ作るのに、それだけの努力が必要かが分かってもらえたと思います。
参加者のみなさん、お疲れさまでした。