特別陳列「浪形層(なみがたそう)の化石たち」展 開催!
印刷用ページを表示する更新日:2018年1月31日更新
特別陳列「浪形層の化石たち」展 開催!
岡山県井原市から隣の矢掛町の標高240mあたりに「浪形層(なみがたそう)」と呼ばれる地層があります。
古第三紀(5,600万年~3,390万年前)の地層のうち、浪形層は約4,000万年前にあたります。
この浪形層には、貝殻やフジツボなどの化石が層を成す「貝殻石灰岩」と呼ばれるものがあり、多くのミネラルを含んでいるため、家畜の飼料や畑の肥料として使用するため採掘されてきました。
そして、その貝殻石灰岩や近くの砂岩の層などから、サメの歯やウニ、腕足類などの化石が産出しています。
しかし、平成29年3月に採石場が閉山となり、化石の採掘が困難になりました。
これを節目に
当館の学芸員が日頃から採集してきた、浪形層の化石たちを一挙初公開しました!
笠岡市にほど近い場所で採掘された化石たちの展示です。
約4,000万年前の海に存在した、さまざまな生物たちの化石をご覧いただきました。
あの史上最大のサメ「メガロドン」(当館の常設展で高さ2mのアゴを展示)の祖先と考えられている、
カルカロクレス・アウリキュラトゥスの歯の化石も計10本展示!
サメ好き・化石好きの方々から好評をいただいた特別陳列となりました。