腸管出血性大腸菌(О157等)感染症に要注意!!
腸管出血性大腸菌(O157等)感染症注意報 発令中!
岡山県内で腸管出血性大腸菌感染症の発生が増加しており,今後もこの傾向が続く可能性があることから,「腸管出血性大腸菌感染症注意報」が岡山県から発令されています。(令和5年6月23日発令)
腸管出血性大腸菌による感染症にご注意ください!
腸管出血性大腸菌とは
大腸菌の多くは、人や動物の腸内に住んでいて、一般的には病気の原因になることはありません。
しかし、O157に代表される腸管出血性大腸菌は、腹痛や血便などの症状を起こすだけでなく、乳幼児や高齢者では、貧血や尿毒症を併発して、命にかかわることもあります。この菌は、牛などの家畜の腸管にいることがあり、そのふん便がさまざまな経路で食品や水等を汚染することが感染の原因につながると考えられています。
また、患者さんの便を介して、人から人に感染したり、食品を不衛生に取り扱ったために、食品から食品へ菌が移ってしまい、感染が広がることがあります。
予防方法
- 調理前、食事前、排便後、動物を触った後等は手をよく洗いましょう。
- 台所は清潔に保ち、まな板、ふきん等の調理器具は十分に洗浄消毒しましょう。
- 生鮮食品や調理後の食品を保存するときは、冷蔵庫(10℃以下)で保管し、早めに食べましょう。
- 食肉など加熱して食べる食品は、中心部まで火を通すとともに、焼き肉などの際は、生肉を扱うはしと食べるはしを別々にしましょう。
- 乳幼児や高齢者等、抵抗力の弱い人は、生や加熱不十分な肉を食べないようにしましょう。
気になる症状があるときは、早めに医師の診断を受けましょう
- 主な初期症状は、「腹痛」、「下痢」などで、更に進むと水様性血便になります。
患者からの二次感染に気をつけましょう
- 二次感染を防止するため、患者の便に触れた場合は、手をよく洗い消毒しましょう。
- 患者が入浴をする場合は、シャワーのみにするか、最後に入浴するなどしましょう。
- 患児が家庭用ビニールプールで水浴びをする場合、他の幼児とは一緒に入らないようにしましょう。
- なお、患者が衛生に配慮すれば、二次感染は防止できますので、外出の制限等は必要ありません。
◎パンフレット
○腸管出血性大腸菌感染症に要注意!(岡山県) [PDFファイル/1.93MB]
○家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(厚生労働省) [PDFファイル/1006KB]
○出来ていますか?衛生的な手洗い(公益社団法人 日本食品衛生協会) [PDFファイル/406KB]
◎関連リンク
○岡山県 感染症情報センター ホームページ<外部リンク>
○厚生労働省(食中毒) ホームページ<外部リンク>
○腸管出血性大腸菌Q&A(厚生労働省)<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)