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笠岡市災害廃棄物処理計画を策定しました

平成7年の阪神・淡路大震災,平成23年の東日本大震災,平成27年の関東・東北豪雨災害,平成28年の熊本地震,さらには昨年の平成30年7月豪雨など,災害に伴う被害が広範囲に及び,ライフラインや交通の途絶等の多大な社会的影響の他,大量の災害廃棄物が発生し,その処理に多くの労力を費やすこととなりました。
特に近年の大規模災害では,従来の「防災」への対策を上回る被害が生じており,災害時にその被害をできるだけ小さくする「減災」への取り組みを重視する必要があります。減災への取り組みでは,「自助・共助・公助」の考え方が重要であり,市民や地域コミュニティ,行政や関係機関等が協力し連携することで,最大限の効果を発揮できます。
今後,発生の可能性がある災害に備え,災害廃棄物の処理方法を整理し,これまで以上に準備しておくことが,重要な減災への取り組みとなります。そのため,「笠岡市災害廃棄物処理計画」では,迅速かつ適正な災害廃棄物の処理により,速やかな復旧・復興と生活環境の保全に資することを目的に,実施すべき事前の備え,発災後の応急対応,復旧・復興対応について取りまとめました。自助・共助・公助の理念のもと,災害に強い笠岡市となるよう,本計画を推進していきます。