ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
フロントページ > 組織でさがす > 財政課 > 笠岡市の台所事情

笠岡市の台所事情

印刷用ページを表示する更新日:2017年10月30日更新 <外部リンク>

笠岡市の家計簿

「笠岡市の台所事情」

平成29年度の笠岡市の財政状況を一家の家計に例えてお知らせしたいと思います。

笠岡市の台所事情

~笠さん一家の紹介~笠さん一家はお父さん、お母さん、お姉さん、弟の4人家族です。お父さんはサラリーマンで、給料が主な収入ですが、その他に所有する小さなアパートの家賃収入があります。また、お姉さんは私立の高校に通うために下宿し、弟は小学生で週に2回学習塾に行っています。おじいちゃんは、岡山に住んでいてときどき帰ってきます。

1.収入について

まず,笠岡市の1年間の収入(市ではこれを歳入と呼びます)を見てみましょう。平成29年度の笠岡市の収入は約269億円となりました。ずいぶん大きな数字です。
このままでは額が大きすぎてなかなか実感がわいてきません。では、一家の給料・家賃収入を420万円として家計に置き換えてみましょう。次の表1をご覧ください。

【平成29年度決算額:収入の部】
普通会計ベース※1
【表1】

笠岡市の状況を表したもの家計に置き換えた場合比率
 年間1ヶ月



市税・使用料
・財産収入など
100億473.9万円給料・家賃収入420.0万円35.0万円37.2%
繰入金5億2283.2万円貯金の取崩し

22.6万円

1.9万円

2.0%




国県支出金
地方交付税
地方消費税
など
128億8175.4万円おじいちゃん
からの援助
540.8万円45.1万円47.9%
市債34億6602.1万円借金145.6万円12.1万円12.9%
収入の合計268億7534.6万円収入の合計1129.0万円94.1万円100%
 

このようにして見てみると、給料(市税など)だけでなく、いろいろな種類の収入があることが分かります。なかでも給料・家賃収入は全体の約37.2%を占めており、主な収入源であることはお分かりいただけると思います。しかし、それと同等以上の額を、おじいちゃんからの援助に頼っている状態です。これは国や県からの補助金、地方交付税などで、全体の約47.9%もあります。その他には、預貯金の取崩し(繰入金)や金融機関などから借金(市債)をしています。
いろいろな種類の収入で一家は生計を立てています。

収入におけるポイント

自主財源と依存財源

収入を見るうえで重要なポイントは、表1の一番左にある「自主財源」と「依存財源」の割合です。自主財源と依存財源とは何でしょうか。

自主財源とは・・・

文字どおり地方公共団体が自主的に収納できるお金のことを言い、市税や使用料・手数料などがこれに該当します。
市税であれば、市が課税をして集めるすることができますし、住民票交付の手数料も市が独自に決めて収納することができます。
このような収入が自主財源です。

依存財源とは・・・

国や県の決定により交付される収入のことで、補助金や地方交付税などがこれに該当します。

笠岡市では、この割合が自主財源39.2%、依存財源60.8%となっています。依存財源が多いとそれだけ国や県に頼る部分が多いということですから、結果として市が自由に使えるお金の割合が減ります。財政の健全化を図るためには自主財源の確保が重要な課題です。

2.支出について

それでは次に、お金の使いみちである支出(市ではこれを歳出と呼びます)を見てみましょう。次の表2をご覧ください。

【平成29年度決算額:支出の部】
普通会計ベース※1
【表2】

笠岡市の状況を表したもの家計に置き換えた場合比率
 年間1ヶ月
人件費32億
493.2万円
食費134.4万円11.2万円11.9%
公債費21億
6229.1万円
ローンの返済91.4万円7.6万円8.1%
扶助費

42億
3815.4万円

医療費178.4万円14.9万円15.8%
物件費31億
8677.0万円
光熱水費や電話代、
塾代など
134.4万円11.2万円11.9%
普通建設事業費・
災害復旧費・
維持補修費
62億
4215.2万円
自宅の増改築費、
修繕費、車の車検代
261.9万円21.8万円23.2%
繰出金32億
3605.3万円
子どもへの仕送り135.5万円11.3万円12.0%
補助費等・投資
及び
出資金・貸付金
35億
9346.6万円
友人・親戚への援助151.3万円12.6万円13.4%
積立金

3億
3016.3万円

預金をする13.5万円1.1万円1.2%
歳計剰余金6億
8136.5万円
タンス預金、財布の中身など28.2万円2.4万円2.5%
支出の合計268億
7534.6万円
支出の合計1129.0万円94.1万円100%
 

支出の中では、自宅の増改築費,修繕費,車の車検代(普通建設事業費・災害復旧費・維持補修費)がもっとも多くを占めています。
次に多いのが医療費(扶助費)です。
この他にも、食費(人件費)や光熱水費・電話代(物件費)、家や車のローンの返済(公債費)、さらには、未だ独立していない子どもへの仕送り(繰出金)や友人・親戚への援助(補助費等)もしなければなりません。将来のことも考え、僅かですが貯金(積立金)もしています。
このように支出にも、いろいろなものがあります。

支出におけるポイント

義務的経費

支出のうち、食費(人件費)、ローンの返済(公債費)、医療費(扶助費)の3つを義務的経費と呼びます。
義務的経費とは、その支出が義務づけられ、必ず支払わなければならないものです。
この義務的経費の比率が大きければ大きいほど、自由に使うお金が少なくなりますから、義務的経費が増えることは財政の健全化を図るにあたっての大きな障害となります。
なお、笠岡市では、義務的経費の割合が35.8%と、支出の3割を超えています。

これまで収入と支出の状況をみてきましたが、このような状況の中、笠岡市では平成29年度実質単年度収支(会社組織での当期純利益に類似するものです)は488.1万円の黒字となりました。

Q&A質問コーナー

質問コーナーでは、皆さんからの質問をお待ちしております。

皆さんからの質問には、私たち財政係がお答えします。

-あとがき-
ということで、今回もちょっと強引でしたが、市の収入と支出を家計に置き換えて説明してきました。お父さんの給料(市税)と、おじいちゃんの援助(国県支出金)はわずかに増えましたが、自宅の耐震改築や修繕費等(普通建設事業費等)がかさみ、苦しいながらなんとかやりくりをしました。おじいちゃんの台所事情(国の財政)も非常に厳しく、いままでどおりの援助をもらえるかどうかわかりません。今後も笠さん一家の台所事情は簡単には楽にならないでしょう。そんな中でも元気で幸せな家庭(市政)を築くために、計画(第7次総合計画)の実現に向けて、がんばっていきます。そのためにも台所事情を安定させるため、知恵を絞って、節約と改革に努めていきます。
皆さんのご意見をお待ちしています。
※1 普通会計…一般会計とへき地診療会計、相生墓園会計、公共用地取得会計をまとめたものです。