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竹喬美術館について

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竹喬美術館の中庭

笠岡市立竹喬美術館は、笠岡市出身の日本画家・小野竹喬(ちっきょう)の業績をたたえ、その功績を後世に伝えるために、昭和57年(1982年)2月に創設され、同年10月に開館しました。建設に際しては、ご遺族から多くの遺作が寄贈され、加えて国・岡山県の補助を得、さらには市民及び各種団体の寄附金を受けております。

運営に当っては、文化勲章受章者、笠岡市名誉市民である小野竹喬の89年にわたる歩みを作品によって紹介するだけでなく、竹喬に関するさまざまな資料を収集公開して、竹喬研究の拠点となることを目指しております。また同時に、竹喬芸術を育んだ岡山、さらには開花発展した京都という二つの土地の近代日本画についても紹介に努めています。

平成13年(2001年)3月には新館の開館を果して、竹喬芸術の殿堂としてさらには岡山県南西部の中核となる美術館として、一層その重責を果たそうとしています。


◆建築

鉄筋コンクリート造 (本館)地上2階建 (新館)平屋建

敷地面積 3360.67平方メートル
建築面積 1595.13平方メートル
延床面積 1781.21平方メートル

主要施設

展示室 714.9平方メートル
収蔵庫 146.5平方メートル
視聴覚室 45.0平方メートル


ニュース 一覧

 

◆「国画創作協会の全貌展」2018年 美連協大賞「奨励賞」(美術館表彰)を受賞 (2019年3月12日)

2018年開催した「創立100周年記念 国画創作協会の全貌展」が、共同で開催した和歌山県立近代美術館、新潟県立万代島美術館とともに、美術館連絡協議会による「2018年 美連協大賞「奨励賞」(美術館表彰)」を受賞しました。

「美連協大賞」は、全国の公立美術館147館が加盟する美術館連絡協議会が、美連協主催展および加盟館の企画展の中から、内容に優れ、話題性に富んだ企画を顕彰するものです。

2018年美連協大賞 受賞結果 [PDFファイル/223KB]

展覧会にご協力をいただいた皆様に、改めて御礼を申し上げます。

 

 

笠岡市立竹喬美術館、平成28年度地域創造大賞(総務大臣賞)受賞 (2017年1月20日)

 平成29年1月20日、笠岡市立竹喬美術館は、平成28年度の地域創造大賞(総務大臣賞)を受賞しました。受賞理由は、多くの展覧会、出版物、講座、後援会活動を通じて、竹喬と近代日本画の業績を広く普及するとともに、地域の誇りの醸成に貢献した、というのが受賞理由です。

 地域創造大賞とは、平成6(1994)年9月30日に設立された一般財団法人地域創造が、平成16年度に総務大臣賞として創設した賞で、今回で13回目にあたります。今回の表彰では、竹喬美術館の他に愛知文化センターなど7施設が受賞しており、いずれの施設も、地域に根差した事業や創意工夫によって事業を継続的に実施してきたことが高く評価されています。また、表彰式においては、地域創造大賞選考委員会の田村委員長から、竹喬美術館のこれまでの歩みについて高評をいただきました。

 岡山県下では、岡山県立美術館、真庭市久世エスパスセンターに続く3施設目の受賞となります。笠岡市立竹喬美術館は、小野竹喬の偉大な業績を称え、その功績を永く後世に伝承するために、昭和57(1982)年2月に創設され、同年10月に開館し、この秋に開館35周年を迎えます。小野竹喬のご遺族から受けた18点の作品寄贈からはじまり、現在では1021点の竹喬作品を所蔵するとともに、竹喬作品以外の作品も含めると、総数で2812点を所蔵しています。なかでも、竹喬作品の名品として、ご遺族からの第1次の寄贈として《夕映》をはじめ、計30回に及ぶご遺族からの寄贈によって、《樹間の茜》など竹喬の名品を所蔵することができました。また、平成6(1994)年に発足した竹喬美術館友の会が、その活発な活動によって、竹喬顕彰や笠岡の美術文化の発展に貢献していることは特筆すべきことです。笠岡市民からの寄付金により代表作《仲秋の月》を購入するなど、今日にいたります。竹喬美術館は、笠岡市民の力強い支援に支えられてきました。今後も、美術に触れる喜びをお伝えしていきます。

地域創造大賞(総務大臣賞)受賞の写真表彰状の写真地域創造大賞の盾の写真

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