笠岡市で発見!サヌキメボソシャコ
笠岡市で発見!サヌキメボソシャコ
みなさんは「シャコ」は好きですか?
茹でたり揚げたりおいしくいただけるシャコですが,じつは瀬戸内海には8種類のシャコが生息していると言われています。
普通,よく目にするのがいわゆる普通の「シャコ」です。
今回ご紹介する「サヌキメボソシャコ」は,確認数が少なく目にする機会が少ない種です。
笠岡市の漁業関係者が
「変わったシャコがいる」
と言って当館へ連絡してくださったものです。
この写真を見て「普通のシャコと違うなぁ」と思える人はどれくらいいるでしょう?
普通のシャコと比べてみよう!
正直「まぁ,シャコだなぁ・・・」
と思った人がほとんどではないでしょうか?
では,シャコとサヌキメボソシャコを見比べてみましょう!
おしりのトゲトゲしたところや色合いなども結構違いますね。
ちなみに,最後の写真のシャコのハサミのあたりにある黄色いつぶつぶは卵です。
しかし,サヌキ「メボソ」シャコというくらいですから,眼に注目してみましょう。
眼,細っ!
納得のネーミングでした。
今回捕獲された個体は全長84mmで,この種にしては大型のようです。
ちなみに,シャコの血液はカブトガニと同じ青色。
ちょっと意外な共通点ですね。
現場からは以上です。