【期間限定展示】学芸員チャレンジ「浪形層の化石」編
学芸員チャレンジ「浪形層の化石」編の成果を展示します
「学芸員とはどんな仕事をするのか?」
そんな素朴な疑問に真正面から体験してもらうイベント「学芸員チャレンジ」を開催しました。
今回のテーマは「浪形層(なみがたそう)の化石」で,対象は市内在学の高校生。
化石について学習し,実際に化石を採集し,クリーニング(化石をきれいに見える状態にすること)をおこない,展示する。
そんな,学芸員がおこなう仕事を本格的(全4回,計19時間半)に体験してもらいました!
浪形層とは?
岡山県井原市から隣の矢掛町の標高240mあたりに「浪形層(なみがたそう)」と呼ばれる地層があります。
古第三紀(5,600万年~3,390万年前)の地層のうち、浪形層は約4,000万年前にあたります。
この浪形層には、貝殻やフジツボなどの化石が層を成す「貝殻石灰岩」と呼ばれるものがあり、多くのミネラルを含んでいるため、家畜の飼料や畑の肥料として使用するため採掘されてきました。
そして、その貝殻石灰岩や近くの砂岩の層などから、サメの歯やウニ、腕足類などの化石が産出しています。
イベントの様子
1.化石採集のレクチャー
2.現地での化石採集
3.化石のクリーニング
レポート作りと展示
22名の高校生たちが作り上げたレポートと採集した化石は,博物館二階「展望室」で展示中!
2022年1月30日(日曜)までの期間限定展示です!
ご来館の際は,ぜひご覧ください!!