絶滅危惧種「カブトガニウズムシ」
絶滅危惧種「カブトガニウズムシ」
みなさんはカブトガニが絶滅危惧種であることは、知っていますか?
絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)とは、このまま放っておくといずれ絶滅してしまうだろうという生物のことです。
この絶滅危惧種はランク分けされていて1類(細かく分類すると1A類・1B類)・2類・準絶滅危惧種に分類されます。
この中で、カブトガニは絶滅危惧1類に分類されています。
カブトガニがピンチです。
ですから、毎年カブトガニ博物館ではカブトガニの放流や人工飼育でカブトガニの個体数確保に努めており、徐々に個体数も回復傾向にあります。
本題
さて、絶滅危惧種が何なのかが分かったところで、本題の「カブトガニウズムシ」です。
カブトガニだけに外寄生するコガタウミウズムシ科の扁形動物なんですが...
わけ分からないですよね。
百聞は一見にしかず!
・・・。
ちらほら見える白いものがカブトガニウズムシです。
ご覧のとおり、すごく小さい生き物で、大きくても全長8mmほどです。
そこで!顕微鏡を使って撮影しました。
↓これがカブトガニウズムシだ!↓
下の方に見える黒い点々が目です。
愛嬌のある顔をしていますので、もう少しアップでどうぞ。
こんなにはっきりと顔がある生き物なんです。
このカブトガニウズムシですが、先ほど説明したとおりカブトガニにしか寄生しない生き物です。
カブトガニ自体が絶滅危惧1類なので、カブトガニウズムシも当然絶滅危惧1類に分類されています。
せっかくなので、動いている姿もご覧ください。
ノソノソとかわいらしく動きます。
割と多くのカブトガニに寄生しているので、カブトガニ博物館のカブトガニにも寄生していることがあります。
カブトガニがお腹を見せている時は、いるかどうか探してみてください!