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同級生のカブトガニ

印刷用ページを表示する更新日:2016年4月3日更新 <外部リンク>

同級生のカブトガニ

ソメイヨシノ

進級・進学の季節になりました。

学校に通っているみんなは、クラスの中で身長は高い?低い?

大人の方は、学生時代を思い返してみてください。

同級生なのにどうしてこんなに差があるのか...と、思ったことがある人もいると思います。

しかし!

身長が低くて悩んでいる君!

カブトガニに生まれなくてよかったね。

カブトガニの世界での個体差は人間界よりはるかに激しいのです!

今回は、そんな実は同級生のカブトガニをご紹介します。

↓平成26年の夏に生まれたカブトガニ↓
平成26年組

↓いろいろなサイズがいるけど、みんな平成26年生まれ↓
平成26年組2

大きさ比較のモデルに選ばれた3匹は後ろの方でキリッとしていますが、バックヤードはてんやわんやです。

一番小さい個体と一番大きい個体では脱皮2回分の差があります。
(カブトガニは脱皮して大きくなります!
 知らなかった人はここから学んでみよう→脱皮のリスクとメリット

たしかに大きさに差はあるけれど、そんなに驚くほどではない気がしますね。

しかし!

さらに1年経つとその大きさの差はどんどん大きくなっていきます。

↓平成25年生まれ↓
平成25年組

親子か!?

というくらい大きさが違うように見えます。

しかし、この2匹は同級生。

脱皮2回分の差でここまで大きさに違いがでるのです。

ちなみに、小さい方のカブトガニは平成26年生まれのカブトガニの一番大きいサイズと同じです。

カブトガニは1回の脱皮で体の横幅が約1.3倍になると言われています。
(初めての脱皮は約6mmの体が約9mmになるので1.5倍ほど大きくなります)

単純に考えると2回脱皮すると体の横幅が約1.7倍になることになりますが、個体により成長率が違うので、成長すればするほど大きさの差が大きくなります。

カブトガニ on カブトガニ

小さいカブトガニに乗られてもビクともしない力強さ!

この大きいカブトガニは8齢幼生といって、卵から生まれてから7回脱皮したカブトガニです。

小さい方のカブトガニも早く脱皮して、他の同級生の大きさに追いついてほしいものです。

カブニくん