同級生のカブトガニ
同級生のカブトガニ
進級・進学の季節になりました。
学校に通っているみんなは、クラスの中で身長は高い?低い?
大人の方は、学生時代を思い返してみてください。
同級生なのにどうしてこんなに差があるのか...と、思ったことがある人もいると思います。
しかし!
身長が低くて悩んでいる君!
カブトガニに生まれなくてよかったね。
カブトガニの世界での個体差は人間界よりはるかに激しいのです!
今回は、そんな実は同級生のカブトガニをご紹介します。
↓平成26年の夏に生まれたカブトガニ↓
↓いろいろなサイズがいるけど、みんな平成26年生まれ↓
大きさ比較のモデルに選ばれた3匹は後ろの方でキリッとしていますが、バックヤードはてんやわんやです。
一番小さい個体と一番大きい個体では脱皮2回分の差があります。
(カブトガニは脱皮して大きくなります!
知らなかった人はここから学んでみよう→脱皮のリスクとメリット)
たしかに大きさに差はあるけれど、そんなに驚くほどではない気がしますね。
しかし!
さらに1年経つとその大きさの差はどんどん大きくなっていきます。
↓平成25年生まれ↓
親子か!?
というくらい大きさが違うように見えます。
しかし、この2匹は同級生。
脱皮2回分の差でここまで大きさに違いがでるのです。
ちなみに、小さい方のカブトガニは平成26年生まれのカブトガニの一番大きいサイズと同じです。
カブトガニは1回の脱皮で体の横幅が約1.3倍になると言われています。
(初めての脱皮は約6mmの体が約9mmになるので1.5倍ほど大きくなります)
単純に考えると2回脱皮すると体の横幅が約1.7倍になることになりますが、個体により成長率が違うので、成長すればするほど大きさの差が大きくなります。
小さいカブトガニに乗られてもビクともしない力強さ!
この大きいカブトガニは8齢幼生といって、卵から生まれてから7回脱皮したカブトガニです。
小さい方のカブトガニも早く脱皮して、他の同級生の大きさに追いついてほしいものです。