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カブトガニよりトリデンタトゥス!

印刷用ページを表示する更新日:2015年9月17日更新 <外部リンク>

カブトガニよりトリデンタトゥス!

意味の分からないタイトルですみません。

しかし!

このタイトル以外にぴったりのタイトルが思い浮かばなかったんです。
カブトガニ4種の後体

Wha's トリデンタトゥス ?

まず、「『トリデンタトゥス』って何?」

と、思われる方が大半だと思いますので説明させていただきます。

トリデンタトゥスとは、カブトガニの学名『Tachypleus tridentatus(タキプレウス トリデンタトゥス)』の種小名のことです。

(「学名って何?」「学名の話をもっと詳しく!」という方は、こちらの『カブトガニの学名の話』をご覧ください。)

簡単にいうと、「世界中にいる生き物にはすべて世界共通の名前『学名』がついていて、カブトガニの場合は上に記したような名前があるんですよ。」ということです。
(たとえば、ヒトの学名はHomo sapiens(ホモ サピエンス)です。聞いたことがある人も多いのでは!?)

そして、この学名には、ちゃんと意味があります。

トリデンタトゥスの意味は端的にいうと「3つのノコギリ歯状のトゲ」です。

では、どこに「3つのノコギリ歯状のトゲ」があるのでしょうか?

↓尾剣(しっぽ)の付け根のこれでした↓
カブトガニの3つののこぎり歯状のトゲ

本題に入ります

さて、トリデンタトゥスが何なのかが分かったところで、ようやく本題に入れますね。

さっそくですが、下の写真をご覧ください。

「カブトガニよりトリデンタトゥス!」の意味が分かると思います。

謎のトリデンタトゥス

別の角度から

謎のトリデンタトゥスの別角度

...なんでしょうか。この敗北感。

ショックをうけるカブニくん

カブトガニには矢印を入れなければ、どこのことを言っているのか分からない3つのトゲが、この生物ではものすごく主張しています。

この生物の方が、学名がトリデンタトゥスにふさわしい気がします。

ちなみにこの生物は「テナガコブシ」といいます。
(写真はそのテナガコブシのおしりの部分です)

コブシガニの仲間の1つですね。

↓前から見たテナガコブシ↓
テナガコブシ

ハサミは細くて弱そうに見えますが、挟まれてみると意外と痛いのでお気をつけください。
(細かいノコギリ歯状の突起がくいこみます)

ところで、こんなにトリデンタトゥスなカニですが、学名が気になりませんか?

気になりますよね!

ということで調べてみました。

Myra fugax』というそうです。

となると、fugaxの意味も気になります!

簡単に調べてみると、意味はラテン語で「シャイ」

...どゆこと??

あ!学名は何かとギリシャ語に由来することが多いので、ギリシャ語で調べたらいいんですね!

ということで調べてみると...

ギリシャ語だと、意味は「逃亡者」

・・・。

どっちにしろ意味はよく分かりませんでした。