カブトガニの産卵は命がけ!?(7月26日)
カブトガニの産卵は命がけ!?
カブトガニ博物館では、海とつながっていて潮の満ち引きがある「産卵池」という所でカブトガニに産卵させています。
そして、その卵をふ化させて、幼生をカブトガニ博物館で育てて放流しています。
↓産卵池↓
夏の間に卵を産ませるため、現在(平成27年7月26日)もカブトガニのつがいを放しています。
産卵した痕跡もあり、卵も順調に成長しています♪
そんなある日、産卵池を見てみると...
砂地の中央あたりに見える白いもの、分かりますか?
拡大すると...
干上がってしまったカブトガニのつがいの姿が!
前にいるのがメスで、後ろにいるのがオスです。
と、思うかもしれませんが、決して死んでいるわけではありませんのでご安心を!
潮が引いたときに海側に帰りそびれたのでしょう。
エラに水分がある限りは陸に上がっても呼吸ができるので大丈夫なのですが、体についた泥が白く乾燥していて我々のイメージするカブトガニとは少し違うように見えます。
↓真っ白になってしまったオス。もはやアートのように見えます↓
このまま次の潮が満ちてくればまた活動しだしますが、かわいそうなので海の中に帰しました。
何くわぬ顔で平然と海底を駆けているところを見ると、どうやら心配はなさそうでした。
以上、時に思わぬ状況に陥るカブトガニの産卵でした。
カブトガニ博物館マスコットキャラクター
カブニくん