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カブトガニに近いなかま

印刷用ページを表示する更新日:2011年3月1日更新 <外部リンク>

カブトガニに近いなかま

(1)「カブトガニ」という名前

かぶとをかぶり、カニのようなはさみつめをもっているので、『カブトガニ』という名前がつけられたのでしょうが、後になって、クモに近いなかまだとわかりました。だから、『カブトグモ』という名前の方がよかったのかも知れません。(表1)

カブトガニの名前の由来の一覧

(2)カブトガニとクモの足

 カブトガニのからだをひっくり返して、胸のあたりをよく見ると、さかんに動かす足が6対で、クモの場合とよくにていることに気がつきます。(18・19図)

 カブトガニの足(上がオス・下がメス)とクモの足の写真
▲18図カブトガニの足(上オス・下メス) ▲19図クモの足(関口晃一氏撮影)

(3)カブトガニとクモの呼吸器

 カブトガニの尾剣に近い腹面をよく見ると、部厚いえらぶたの下に、何枚ものうすいセロハン状のふくろがあります。これは、本のページのようなえらがたくさん重なっている『えら書』があります。一方、クモの腹部にも、やはり本のページのような『書肺』という呼吸器があります。どちらもよくにたしくみをしています。(20・21図)

カブトガニのえら書 の写真
▲20図カブトガニのえら書

 クモの書肺の写真
▲21図クモの書肺(関口晃一氏撮影)