カブトガニの生態
カブトガニの生態
もぐる
カブトガニが、泥の中へもぐって休んでいます。このような光景を見ていると呼吸するのが非常に苦しいのではないかと感じられます。しかし、カブトガニの後体は鰓室(さいしつ)という凹みになっていて、そこに呼吸器官(鰓書(えらしょ))が収められています。成体の鰓書は平面上に並べると、4平方メートルにもなる広い呼吸面積を持っているため、楽に呼吸することができるのです。
食べる
カブトガニの餌は、ゴカイやアサリなどです。口は腹側にあるため、直接観察することは困難です。
つがう
水槽内を見ていると、2匹のカブトガニがくっついて活動しているところが見られます。この体勢を抱合といい、前がメスで、後ろにくっついているのがオスです。
泳ぐ
カブトガニが水面近くを泳ぐときには、背泳ぎをします。尾剣でうまく舵を取りながら、ゆっくりと進みます。