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身近な巻貝わかるかな?

印刷用ページを表示する更新日:2021年3月10日更新 <外部リンク>

身近な巻貝 分かるかな?

タイトル

2021年4月4日まで開催している特別陳列「The Shell」展にちなんで,身近な巻貝をご紹介。

チラシ

一般的に「ツブ」や「ツブ貝」と呼ばれている,一番上の写真の9つの貝たち。

「どこが違うんだっ!?」

と,思う方も写真を比較すれば,なんとなく違いが見えてくるはず!

一つずつご紹介します。

コシダカガンガラ

オオコシダガガンガラ

クボガイ

ヘソアキクボガイ

クマノコガイ

イシダタミ

スガイ

イボニシ

レイシガイ

このうち,笠岡の海で拾える種類は

コシダカガンガラ

見分けるポイントは,まず,貝殻の腹側の中心に「ヘソ」があるかどうか。

笠岡の海で,これらに似た貝殻を拾って「ヘソ」があれば「コシダカガンガラ」だ!

他の地域だと「オオコシダカガンガラ」や「ヘソアキクボガイ」にも「ヘソ」がある。

ややこしい...。

クマノコガイ

貝殻の表面にデコボコがないところがポイント!

笠岡では神島側で採集できるよ。

スガイ

高さは低く,口は丸い。

「リュウテンサザエ科」の貝で,生きている時は,分厚いフタがあるよ。

スガイとフタ

イシダタミ

貝殻の模様が,文字通り「石畳」のように見えるよ。

ちなみに,紹介した中で,スガイ以外の貝はみんな薄いフタを持っているんだ!

イシダタミとフタ
(右側の少し黄色くて丸いセロハンのようなものがフタ)

イボニシ

レイシガイに似るけれど,貝殻のボコボコした部分が全体的に黒く,そこまで張り出さない。

レイシガイ

イボニシに似るけれど,貝殻のボコボコした部分が大きく張り出すこと。

そのボコボコの数がイボニシより少ないこと。

新しい貝殻だと口の内側にオレンジ色が残ることなどで見分けられるよ!


まだまだいろいろな貝殻がありますが,今回はここまで。

身近な貝でも調べてみると奥が深いものです。

貝殻を拾ったらじっくり観察してみよう!

カブニくん