気の早いカブトガニ
気の早いカブトガニ
カブトガニは夏に生まれ、翌年の春まで干潟の砂泥の中で生まれたままの姿(1齢幼生)で冬を越します。
上の写真のクリーム色のカブトガニがその1齢幼生です。
しかし、この度1齢幼生の様子を見てみると・・・
真ん中に・・・
あれ?
脱皮して2齢幼生になってる!
まだ11月なのに・・・
しかも2匹!
そして、わずかに色が濃いです。
カブトガニの2齢幼生はエサを食べて、だんだん体色が濃くなっていきます。
↓2齢幼生の体色変化↓
これを見ると、2匹とも飼育用に敷いていた泥の中の「何か」を食べていたようです。
泥の中で小さな生態系ができて、そこにいた微生物食べていたのかもしれません。
このようなイレギュラーな個体は、うまく育たないことが多いですが、成長を楽しみしながら愛情をもって飼育したいと思います。
以上、気の早いカブトガニの話でした。