エビ・カニ展 うらばなし~炸裂!シャコパンチ!~
エビ・カニ展 うらばなし~炸裂!シャコパンチ!~
カブトガニ博物館がある、岡山県笠岡市。
この笠岡市では、市の魚が「シャコ」として指定されています。
今でこそ漁獲量はそう多くないですが、昔はいっぱい獲れたそうです。
でも、そんなシャコがパンチって?
シャコの手はカマキリのような形をしています。
↓シャコ(手を前に折りたたんでいます)↓
これではパンチできそうにありませんが、平成31年4月7日まで開催している「きみはエビ派?カニ派? エビ・カニ展」では、笠岡ではなじみのないカラフルなシャコを展示しています。
これがシャコパンチの正体!
何て名前の生き物かわかるかな??
↓おしり↓
↓体↓
↓顔↓
笠岡のシャコとはぜんぜん違いますね。
これは、笠岡よりもっと暖かい海に棲んでいる「モンハナシャコ」という生き物。
タイトルのとおり、パンチが炸裂します!
アサリなどの二枚貝を叩き割りますし、人間のツメも砕かれると言われています。
当館にいるモンハナさんは15cmくらいですが、それでもパンチ力は抜群です!
だから、ガラスの水槽に入れるとガラスを割られるかもしれないので、柔軟性のあるプラスチックのケースで飼育しています。
↓隔離していますがイセエビと一緒♪↓
食欲旺盛でオキアミやアサリなど、よく食べてくれます。
あまり目にしない生き物で、実物の鮮やかさは実にカラフルなのでお客さんからも人気です。
そんなモンハナさんですが、3月8日の朝見ると...
出とるがなっ!!
よく見たらプラスチックケースの横に穴がある!
モンハナさんのパンチは予想以上に強烈で、プラスチックケースはバキバキでした。
モンハナさんの粋なサプライズに朝からビックリしましたが、一緒にいたイセエビは幸いにも無傷で、ケースも修復し一安心です。
生き物を飼育しているとハプニングは付き物ですが、当館の展示の裏側ではこんなことが起こっていました。