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カブトガニの血液。「青色」じゃない!?

印刷用ページを表示する更新日:2018年1月30日更新 <外部リンク>

カブトガニの血液。「青色」じゃない!?

採血されるカブトガニ

まず、カブトガニの血液の話を少しすると、

カブトガニの血液の血球中の特性には、グラム陰性菌のエンドトキシンに反応してゲル状に固める「アメーボサイト」と呼ばれる反応があります。

(すごく簡単にいうと、「細菌がカブトガニの血に付くと、ゼリーみたいに固めちゃうぞ♪」ということ)

この特性を利用して、医療の現場の試薬として活用されています。

カブトガニの血液を使った試薬

さて、人類の医療に貢献しているカブトガニの血ですが、よく言われることがあります。

カブトガニの血液は青色

カブトガニに関する情報としては、わりと有名な話です。

ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

テレビのクイズに出たり、当館の展示物にもなっています。

↓展示しているカブトガニの血液↓
カブトガニの血液

では、タイトルの『「青色」じゃない!?』

とは?

誰がどこから見ても、上の写真の血液は青いと思います。

もちろん筆者にも青く見えます。

考え方を変えてみよう

質問です。

デレンッ♪

Q.ヒトの血液は何色ですか?

何色かな?

青かな?

緑かな?

おそらく、みなさん「赤色」と答えるでしょう。

では、血液を放置すると、何色になるでしょう?

答えは「茶色」。

ヒトの血液の赤血球に含まれるヘモグロビンの核となる鉄が酸化するためです。

(分からない人はお家の人に聞いてみよう☆)

カブトガニの血について考えてみよう

さて、カブトガニの血液にはヘモグロビンがありません

その代わりに「ヘモシアニン」と呼ばれる血球があり、核には「」があります。

さっき見た写真の青いカブトガニの血液は、これが酸化したものです。

では、カブトガニの体の中を流れている時、血液は何色なのでしょうか?

↓以前、鰓書(えらしょ:エラのこと)をケガしていたカブトガニ↓
カブトガニの血液

鰓書の中央付近についている、透明がかった乳白色のもの

これが、カブトガニの血液です。

つまり、

カブトガニの血は青色!

と言うと、

ヒトの血は茶色!

と、言うのと同じこと。

以上、カブトガニの血液のお話でした。

カブニくん