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中腸盲嚢

印刷用ページを表示する更新日:2017年12月27日更新ページID:0012109
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中腸盲嚢

メタセコイア

すっかり冬になって,カブトガニシーズン終了です。
(ただし、人工飼育のカブトガニは保温して毎日エサをあげています)

恐竜公園のメタセコイアの木も夏は青々しかったのに,今は枝だけになっています。
(ちなみに上の写真は、秋のメタセコイア)

↓夏のメタセコイア↓
夏のメタセコイア

そんな、今は枯れて枝だけになったメタセコイアを夕暮れ時,なんとなく撮った写真。

あなたには何に見えますか?

メタセコイア

ただの枝に見えますか?

私にはカブトガニの血管か,中腸盲嚢(ちゅうちょうもうのう)にしか見えませんでした...。

(病気かもしれません)

中腸盲嚢とは,カブトガニの体の中に張り巡る消化器官のことです。

2齢幼生

この写真では,血管のように枝状に中腸盲嚢が張り巡っている様子がわかります。

ちなみに,この写真のカブトガニは脱皮したての「2齢幼生」。

(生まれたばかりの赤ちゃんを「1齢幼生」といい,1回脱皮すると「2齢幼生」,もう1回脱皮すると「3齢幼生」といいます)

体の横幅が約9mmほどで,とても小さく殻が薄いので,体の内部が透けて見えています。

大きなカブトガニで紹介すると,解剖した写真になってグロテスクなので,今回は小さなカブトガニで紹介しました。

カブニくん