カブトガニの脱皮。どこから脱皮するか知ってる?
アメリカカブトガニが脱皮!
カブトガニ博物館では、日本に生息するカブトガニの他にアメリカカブトガニも飼育展示しています。
ある60cmの水槽には3匹のアメリカカブトガニが入っているのですが、今朝その水槽を見てみると...
↓増えた!?4匹のアメリカカブトガニ↓
カブトガニを見慣れていないと分かりにくいですが、一番手前が脱皮殻です。
そして奥の3匹の内、真ん中が脱皮したアメリカカブトガニです。
淡い灰色がクールですね!
アメリカカブトガニはご覧のとおり白っぽいので、熱帯魚屋などで売られている場合は「白カブトガニ」と書かれることがあります。
↓ちなみに、腹側もきれいに脱皮しています↓
ところで、カブトガニはどこから脱皮するか知っていますか?
エビやカニは体の後ろの方から脱皮します。
↓カニが脱皮するところ↓
カニを食べる時、いわゆる「こうら」をバリッ!と開きますよね?
カニはそこから脱皮します。
(構造的にはエビも同じ所から脱皮します)
しかし、カブトガニは背中側からではなく、前から脱皮します。
↓前が割れて、そのすき間からカブトガニが出てきます↓
ところで、時々カブトガニの尾剣(しっぽ)を「ツノ」だと思っている人がいますが間違いです。
『カブトガニは頭から脱皮する』と覚えてください。
そうするとツノじゃなくてしっぽだと分かりやすいですね。