冬だ!海だ!ビーチコーミングだ!
冬だ!海だ!ビーチコーミングだ!
海岸に打ち上げられた貝殻やシーグラスなどの漂着物を探す「ビーチコーミング」。
春夏秋冬の季節の中で、冬は貝殻が多く拾える季節だそうです。
↓人気のサクラガイも多く拾えます↓
ほかにもツメタガイの仲間やネジガイの仲間、二枚貝なども拾えます。
(瀬戸内海ですので、大きい貝は少ないし、決して種類は多くありませんが...)
さて、貝殻も拾えるのですが、目を凝らして見るとほかにも色々なものが拾えます。
今回は貝殻以外の物を少しご紹介します。
↓サンゴじゃないよ。「カイメン」↓
分類学的には「海綿動物(かいめんどうぶつ)」に分類されるので、決して植物ではありません。
高級な自然由来のスポンジは、このカイメン(種類は違います)が原料ですね。
↓何の骨?↓
ある生き物の頭の骨です。
左の先端が下に曲がっているのが分かると思います。
こんな形をしている頭の生き物は...
鳥の「ウ」の頭骨でした。
海の近くで暮らす生き物の骨も、時折海岸に打ちあがります。
↓何の骨?2↓
怪獣のような変わった形をした骨です。
しかも、よく見ると歯が1列しかありません。
何の骨か分からない人が大半だと思いますが、じつは、みなさんがおいしく食べているある魚の頭骨です。
ヒントはこちら!
↓上の写真の骨の正体は...!?↓
分かった方も分からなかった方も、正解は「ハモ」でした。
普段じっくり見ないので、改めて見ると分からないものですね。
↓鳥の羽も落ちていることがあります↓
しかし、
「なぁ~んだ。鳥の羽かぁ~。」
で、終わってしまってはおもしろくありません!
その羽のサイズと形状、色から何という鳥のどこの羽かが推測できることもあります。
ちなみに、上の写真の小さい方の羽はツグミの左翼の次列風切。
大きい方の羽はカモの仲間(おそらくカルガモ)の左翼の初列風切です。
「どこやねん!」
と言われそうなので、解説すると
↓鳥の羽の構造↓
↓ちなみにツグミはこんな鳥↓
↓カルガモはこちら(親子です)↓
このように、海岸には様々なものが打ちあがります。
普段は気にとめないものも、よ~く観察してみるといろいろなことが分かります。
寒い冬。
特に海沿いは寒いですが、しっかり防寒して冬の海でのビーチコーミングはいかがでしょうか。