クルクル泳ぐ!カブトガニベビー
クルクル泳ぐ!カブトガニベビー
昨年(平成28年)の夏に生まれたカブトガニの赤ちゃんが、寒い冬を乗り越えて続々と脱皮してきています!
上の写真はカブトガニの赤ちゃん(1齢幼生といって卵から生まれたばかりの姿)で、まだ尾剣(しっぽ)もありません。
そして、じつは1齢幼生のカブトガニはエサを食べません!
このカブトガニベビーが脱皮をして、尾剣が2mmほどチョロンっと生えた「2齢幼生」になるとエサを食べるようになります。
今回は、そんな2齢幼生に脱皮したカブトガニをご紹介します。
↓飼育しているバットの底には脱皮殻がビッシリっ!↓
透明に見える分けのわからない物がすべて1齢幼生の脱皮殻です。
(よく見ると脚の形など分かりますので、きれいに脱皮していることが分かります)
と、いうことは
この脱皮殻の数だけ2齢幼生がいるということですね。
(じつはここの砂の中に2齢幼生たちは潜んでいます)
↓砂から取り出してみると...↓
小さな丸い1齢幼生と、少し大きくなって尾剣の生えた2齢幼生が入り混じっています。
カブトガニと言えば、泥の中に潜って動かないイメージですが、この1齢幼生と2齢幼生は温かい海水に入れてあげるとメチャクチャ泳ぎます!
上の写真は水中写真なので、いろんなところを泳いでいる様子がわかると思いますが、せっかくなのでカブトガニの変わった泳ぎ方も見ていただきたいと思います。
背泳ぎでクルクル泳ぎます。
↓泳いでいる様子↓
いかがでしょう?
メチャクチャ泳いでいますよね。
人間と同じで、カブトガニも小さい時はとにかく元気に動きます。
このカブトガニの赤ちゃんたちは今年(平成29年)の夏に、一般の参加者と笠岡の海に放流しました。
来年も放流を予定しています。
受付を開始するとホームページでもご案内しますが、先着100名様となります。
興味のある方、カブトガニへの愛が抑えられない方など、ぜひご参加ください!