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各種都市宣言

ページID:0001249 更新日:2011年3月1日更新 印刷ページ表示

各種都市宣言

世界連邦平和都市宣言

世界の景勝地、瀬戸内海の島々を有する笠岡市は、日本の国連加盟による国際社会への復帰を契機として、人類の福祉を求める全世界の人々と相携えて、核兵器禁止と世界恒久平和実現のために、世界連邦建設の趣旨に賛同し永久平和の確立に努力する。(昭和33年5月30日議決)

安全都市宣言

わが国における産業経済の成長と生活、文化の向上は近年著しいものがあるが、これと併行して交通事故をはじめ火災、産業災害、学校及び家族における災害は、累増の傾向にあることは否定できない事実であり、まことに憂慮すべきものがある。笠岡市も相次ぐ合併により、市勢も各方面にわたり拡大され、海陸要衝の地位はますます高く、さらに今日、岡山県西部広域都市建設計画の構想も具体化しようとしており、なお、笠岡大干拓や、特に日本鋼管第4工場の福山市進出決定に伴い、本市に関連産業工場の実現も焦眉の間に迫っており、臨海工業地帯として近代的生産都市に飛躍的発展が期待されている。反面これに伴って今後ますます各種災害が増大することも予想に難くないところである。もとより、本市においては、それぞれの立場において、災害防止のための措置も実施せられてはいるがわれわれはより積極的に人命尊重と産業文化伸展の理念のもとに、各種の災害をより効果的に防止するため、市内各階層、打って一丸とする全市民運動を強力に推進し、市民の安全意識の昂揚をはかることこそ急務でありまた、それが市民の福祉と幸福に直結するものであると確信する。
よって、われわれは、本市における各安全組織の総合的連絡をはかり、市民生活のあらゆる面において安全を確保し、真に健康にして明るく住みよい都市建設を目指して、ここに笠岡市を「安全都市」とすることを宣言する。(昭和37年3月26日発議第1号)

青少年健全育成都市宣言

青少年のために良い環境をつくり、その健全育成を図ることは、われわれ市民の重大な責務である。 しかし、近年における急激な社会構造の変化は、青少年の生活環境に悪影響を及ぼし、深刻な社会問題となっており、憂慮に堪えないところである。 いまこそ、次代を担う青少年が誇りと責任を自覚し、みずから輝かしい未来に向ってたくましく生きられるよう、青少年の生活環境を整え、健全育成推進体制を確立するため、本市はあらゆる組織と総合的、有機的に連携を図り、青少年が明るく健やかに育つまちづくりに邁進することを決意し、ここに笠岡市を「青少年健全育成都市」とすることを宣言する。(昭和52年9月19日発議第2号)

笠岡市非核平和都市宣言

真の恒久平和と安全を実現することは、人類共通の念願である。
笠岡市は、昭和33年、核兵器禁止と世界の恒久平和実現を念願し、平和を愛するすべての都市とともに、永久の平和都市であることを宣言している。
しかるに、核軍備の拡張は依然として行われ、人類の生存に深刻な脅威を与えている。
わが国は世界唯一の被爆国として、平和憲法の精神からも、再びあの広島、長崎の惨禍を絶対に繰り返させてはならない。
われわれは、生命の尊厳を強く認識し、非核三原則が完全に実施されることを願い、核兵器の廃絶を全世界に訴えるとともに、この人類普遍の大義に向って不断の努力を続けることが肝要である。
よって笠岡市は平和の誓いを新たに決意し、ここに非核平和都市を宣言する。(昭和60年3月23日議決)

ゆとり宣言

国民のたゆまざる努力によって経済大国となった今日、それにふさわしい人間性豊かでゆとりのある社会の建設が求められている。 しかし、わが国の労働時間の現状は欧米諸国と比較して相当長く、そのことが健康の維持管理はもとより、家庭内の団らん、地域社会におけるふれあいづくりの障害となり、こころのゆとりや豊かさが実感できない大きな要因となっている。
笠岡市議会は、市民と一体となって労働時間の短縮を図るとともに、生活環境の整備を積極的に推進し、ゆとりと生きがいのある人間尊重のまちづくりの実現を目指す。(平成2年9月21日発議第6号)

環境宣言

さわやかな大気、清らかな水、豊かな緑など、自然は生きとし生けるものの母胎であり、人間と動植物に生存基盤を与えるのみならず、地球に住むものに調和をもたらすものである。
しかし、大気汚染、水の汚濁、緑の枯渇などの自然環境の破壊は、今や地域から地球規模にまで拡大し、人類の生存基盤すら危うくなりかねない事態を迎えている。
我々は、自然環境がもたらす恵みと資源を守り育て、人間の英知の証しとして、自然との共生のもとに、調和のとれた環境をつくりあげなければならない。
また、健全な自然環境が人間の営みと不可分なものであることを深く認識し、これまでの資源・エネルギー多消費社会を見直し、後世に禍根を残さないリサイクル社会の形成を目指す必要がある。
笠岡市議会は「環境と開発に関する国連会議」の開催を契機に、住民、企業、自治体が一体となり、地球環境の保全と環境にやさしいまちづくり、地域づくりに取り組むことを宣言する。(平成4年12月18日発議第7号)

人権尊重の都市宣言

私たちは、日本国憲法により生命、自由及び幸福追求についての基本的人権が永久の権利として保障されている。 しかるに、近年における人権軽視の思想を反映し、ややもすれば利己主義、人命軽視等他人の人権を尊重する意識の欠如が見られることは、まことに憂慮に耐えないところである。
今こそ基本的人権の尊重を市民全体の目標とし、明るく住みよいやさしい生活元気都市づくりのため、ここに、笠岡市を「人権尊重の都市」とすることを宣言する。(平成8年3月15日議決)