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展示室をのぞいてみよう-旧石器時代

ページID:0049666 更新日:2023年4月1日更新 印刷ページ表示

旧石器時代の笠岡って?

 今から1万5千年前、旧石器時代の笠岡っていったいどんな世界だったのでしょうか?
 実は、瀬戸内海は陸地でした。当時は亜寒帯気候の氷河期で、海面の水位は現在よりも100メートルも低かったと言われています。そのため草原が広がり、草を食べる動物もたくさん生息していたと考えられています。
 現在、瀬戸内海の海底からはたくさんの化石化した動物の骨が見つかっており、笠岡でも、真鍋島近くのから魚をとる網に動物の骨がかかって揚がったことがあります。調べてみたところシカの角や骨のほか、約1万5千年前に絶滅したと言われているナウマンゾウの牙と歯の化石であることがわかりました。
 また、1万5千年以上前に作られたと考えられる石器が、片島、明地島、高島、北木島、六島などで発見されています。笠岡市域には、当時すでに人が生活していたということになります。人々は、石器を使って狩りなどをして暮らしていました。
 

郷土館展示の旧石器時代の資料

ナウマンゾウの牙と歯の化石
左:ナウマンゾウの牙の化石 右:ナウマンゾウの臼歯の化石