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銅戈

ページID:0002493 更新日:2017年7月12日更新 印刷ページ表示

銅戈(どうか)

市指定 重要文化財(工芸考古)

員数:1口/所在地:笠岡市立郷土館/所有者:笠岡市
指定年月日:昭和58年10月3日

どうか
銅戈

銅戈(どうか)は弥生時代の武器形青銅器。笠岡湾干拓地内から偶然出土した。
出土地点は現在では陸地となっているが、干拓以前は海中だったはずであり、生江浜の旧海岸線から約500m沖にあたる。昭和57年(1982)、重機で暗渠排水用の溝を掘っていた作業員さんが偶然発見した。弥生時代に、祭器としてあえて海中に投棄された可能性も考えられる。
戈(か)はもともと中国古代に用いられた武器の一種で、長い柄の先端近くに刃を取り付けて使った。日本に伝わってからは、銅戈は銅剣・銅矛などと同じく、マツリの道具としての性格が強くなる。銅戈は九州や大阪湾沿岸で多く発見されているが、岡山県下での発見例は少ない。