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関戸の廃寺跡

ページID:0002457 更新日:2017年7月12日更新 印刷ページ表示

関戸の廃寺跡(せきどのはいじあと)

県指定 史跡

所在地 : 笠岡市関戸字唐臼 /所有者 : 笠岡市
指定年月日 : 昭和38年8月1日
関戸の廃寺跡(塔跡)
関戸の廃寺跡(塔跡)

関戸には、笠岡で最初に建てられた大きな寺院の跡がある。
この寺は飛鳥時代(7世紀後半)にはじまり、平安時代(11世紀)に焼失したらしい。今では大部分が水田となっているが、発掘調査の結果、金堂や塔の跡などが確認され、おおよその伽藍配置が明らかになった。また、土器や鉄釘のほか、おびただしい量の瓦が出土している。現在廃寺跡を訪れると、露出している巨大な礎石が目に付くが、これは塔の中央にある柱の礎石である。寺院であった頃の敷地の区画が、今でも水田の畦の形に反映されているところが興味深い。
主な出土品は、笠岡市立郷土館に展示されている。