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金浦のおしぐらんご
金浦のおしぐらんご(かなうらのおしぐらんご)
市指定 重要無形民俗文化財
伝承地 : 笠岡市金浦/保存団体 : 金浦ひったか・おしぐらんご保存会
指定年月日 : 平成17年3月24日
金浦のおしぐらんご
「おしぐらんご」は2艘の和船で競漕する行事。
旧暦5月5日に近い日曜日に挙行される。源平合戦に由来する行事ともいわれる。
櫓を漕ぐことを櫓を「押す」と言い、「ぐらんご」はこの地方で走り競争のことを「かけりぐらんこ」と言うことから、おしぐらんごとは「船漕ぎ競争」という意味となる。
当日は金浦地区を東西に分け、それぞれの組の和船に6人ずつ乗りこみ、源氏方(白)・平家方(赤)にわかれて、金浦湾の沖合いから陸の方をめざして先を争う。漁業者の減少から一時は中止となったこともあったが、廃絶を惜しむ地元の努力により、昭和62年(1987)に復活し、盛大に挙行されている。