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金浦のヒッタカ

ページID:0002451 更新日:2017年7月12日更新 印刷ページ表示

金浦のヒッタカ(かなうらのひったか)

市指定 重要無形民俗文化財

伝承地:笠岡市金浦/保存団体:金浦ひったか・おしぐらんご保存会
指定年月日:昭和49年7月30日

金浦のヒッタカ
金浦のヒッタカ

金浦に伝わる伝統行事。もとは旧暦5月5日の行事であったが、現在ではそれに近い土曜の夜にひったかを、翌日曜の昼におしぐらんごを挙行する。
その沿革については不明な点が多いが、どちらも源平合戦に由来する行事といわれる。
「ひったか」は提灯で絵模様を描く火祭りである。吉田川をはさんで東にある行者山(源氏方で白い幟)と西にある妙見山(平家方で赤い幟)の中腹に木枠を組み、それに約300~400個の提灯をつるして、絵模様を浮かび上がらせ、その絵柄を競い合う。図柄は当日まで秘密にされるが、その年の話題が題材になることが多い。
当日の夜は出店が出て金浦のまちが大いに賑わう。
言い伝えによれば、平家方が付近の山で大規模なかがり火をたいて大軍を装い、せまる源氏方を退散させた故事にちなむとされ、「火を高く焚く」が語源となったという。