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下水道事業決算に係る経営分析について(令和4年度)
1 はじめに
本市の下水道事業は,昭和50年1月に着手し,公共下水道事業(昭和61年4月供用開始),漁業集落排水施設整備事業(平成14年4月供用開始),特定環境保全公共下水道事業(平成24年3月供用開始)の3事業あわせた令和4年度末現在の行政区域内普及率は59.8%にまで至り,今後も整備拡大が続く予定です。
しかし,人口減少時代の到来や節水意識の定着により,処理水量の減少に伴う収益力が低下する恐れがある一方で,災害対策の推進や老朽化した施設の改築更新等により多額の費用が見込まれるなど,下水道事業の経営状況はさらに厳しくなることが予想されます。
下水道事業の健全で効率的な経営のためには,その経営状況を他の類似団体と比較・分析し,本市の問題点を明らかにする必要があり,今後は,その結果を踏まえた経営改善を行うことが非常に重要となります。
ここでは,総務省が示す経営指標を活用した本市下水道事業の現状を公表します。