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真鍋島遊歩道の草の管理

ページID:0075495 更新日:2026年10月5日更新 印刷ページ表示

真鍋島の草刈り

写真は,令和8年9月上旬の真鍋島の状況です。

(テーマ)草が生い茂る島の遊歩道を,人手不足でも管理し続けられる仕組みをつくりたい!

 この課題の解決は,島で暮らし続ける方々の負担軽減につなが り,安心して住み続けられる環境づくりに寄与します。 笠岡諸島を実証の場として,ともに解決策を生み出していただけ る事業者の皆さまからの応募をお待ちしています。 全国には400を超える有人離島があり,中山間地域を含めれば, 同じ構造の課題を抱える地域は数多くあります。橋のない離島とい う厳しい条件で成立した仕組みは,他の地域へも展開できる可能性 があります。 本市としては,実証の成果に応じて,取組の継続や他の島への展 開を検討します。

別紙2_支援対象課題2_真鍋島遊歩道 [PDFファイル/633KB]

募集概要
解決したい課題 真鍋島の史跡や展望台をめぐる遊歩道の草が繁茂する中,地域 住民の高齢化によるマンパワー不足が進み,住民の負担が大きくな っています。
背景

【背景】

 岡山県の南西部,瀬戸内海に,大小31の島々が南北に連なる笠岡諸島があります。そのうち高島・白石島・北木島・真鍋島・大飛島・小飛島・六島の7島が有人島です。

 これらの島々は,古くから海上交通の要衝として栄えてきました。 その中の真鍋島は平安時代末期から瀬戸内海を駆けた「真鍋水軍」の拠点として深い歴史があり,源平合戦ゆかりの城趾や供養塔など,笠岡諸島随一の豊富な史跡が残る島です。

 それらの史跡をめぐる遊歩道の管理は市が地域へ委託していますが,課題の主な要因は,委託を受ける地域住民の高齢化によるマン パワーの不足です。島しょ部全体で,高齢化率は78.3%に達し,草刈りという負担の大きい作業を担える人材が限られています。地域ぐるみの取り組みも行われていますが,従事する住民の負担が大きくなっています。

【離島という地理特性】

 笠岡諸島には橋がなく,島への移動は定期船・フェリーに限られます。実証を行ううえでは,機材の輸送方法,燃料や電源の確保,通信環境などが前提条件となります。

 これらの条件下でも継続できる仕組みであることが,本課題の要点です。

【これまでの取組】

◆笠岡市地域農業再生協議会による農機具の貸出(自走式草刈 機,竹破砕機,ラジコン式草刈機2機種)。耕作放棄地の再生や地域資源の保全を目的とする組織等が利用でき,条件を満たす場合は利用料の免除

◆有害鳥獣対策(防護柵の補助制度,笠岡市鳥獣被害防止計画)

◆草刈りとは直接関係ありませんが,令和5年度には,真鍋島で国土交通省のスマートアイランド推進実証調査を実施し,島でのICT・新技術の活用

◆本市が地元の真鍋島観光協会へ委託し,地元が愛着をもって遊歩道の整備作業をしている。

◆また住民組織である真鍋島まちづくり連絡協議会も,山道整備に取り組んでいる。

◆地域おこし協力隊も活動しており,草刈りに取り組んでいた。

【それでも解決していないこと】

◆草刈機の貸出は本土(市内3か所)で行っており,ラジコン式草刈機は124kg〜358kgと重量があります。橋のない笠岡諸島では,機材を船で運び,港から急な坂道や狭い路地を通って現場まで運ぶこと自体が大きな負担となります。

◆また,ラジコン式草刈機の操作には講習の受講が必要ですが, 島で操作を担える現役世代は限られています。

◆くわえて,石垣の隙間や家々のあいだの道,階段状の斜面など, 既存の機械では入れない場所が島には数多くあります。

◆限りある人材が高齢化し,個人に負担が大きくなってきています。

課題(詳細)

【草の管理が必要な土地の規模】

◆対象

 笠岡市真鍋島にある遊歩道の一部 

 

 

◆草の管理が必要な遊歩道の状況

 草刈り 幅80cm  距離500m

 除草剤 幅100cm  距離700m

◆土地の区分:遊歩道(市有地)

◆現在の草刈りの頻度と時期:[年10回程度5月,10月〜1 月]

◆現在かかっている費用と人手:[委託費329千円,補助金 430千円,住民の延べ作業時間:年161時間]

求める解決策および想定する実証実験内容

【求める解決の方向性】

 地域の人手をかけずに,島の草を管理し続ける仕組み

【募集する技術・アイデア(例)】

◆自律走行型の草刈りロボット(急斜面・狭隘地に対応できるもの)

◆除草剤散布ドローン

【こんなアプローチも歓迎します】

◆草刈りを体験としたグリーンツーリズムツアーの企画

◆草を刈るのではなく,草が伸びにくい状態をつくる方法 (植生の転換,被覆,資材など)

【実証の進め方】

◆時期:採択後に協議のうえ決定

◆場所:笠岡市真鍋島内(具体的な場所は市が調整)

◆関係者:笠岡市(企画政策課・商工観光課),地域の皆さまなど

◆市の支援:実証地の調整,地域への説明,島への渡航や機材輸 送に関する情報提供など

【効果検証の考え方】

・今年度の目標:対象とした場所で,これまでより地域の人の人手・ 時間の軽減が確認できること

・島の条件(輸送・操作・地形)のもとで,実証終了後も継続できる見通しが立つこと 

提供可能なデータ

◆実証フィールドとしての土地(市有地等)

◆地域の皆さま・集落支援員の協力(作業の立会い,現地での状 況確認など)

◆市が保有する草刈機(自走式草刈機,ラジコン式草刈機)の利用状況

◆過去の草刈り作業の記録(実施場所,頻度,費用等)

留意事項

・機材の島への輸送や,燃料の取扱いには制約があります(航路・積 載・危険物の扱い)

・実証終了後も地域で継続できる設計を期待しています。

 

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