特別展「近現代日本画 三重県立美術館名品展」
令和5年4月29日(土曜日)~令和5年6月18日(日曜日)
このたび笠岡市立竹喬美術館では、三重県立美術館の全面的な協力を得て、特別展「近現代日本画 三重県立美術館名品展」を開催します。
三重県立美術館は、当館と同じ昭和57(1982)年に開館し、昨年、40周年を迎えました。コレクションの概要は、三重県ゆかりの近世絵画や近現代の日本画や洋画、スペインを中心とした西洋近現代美術など多岐にわたります。その数は、6,000点以上になります。
なかでも、日本画のコレクションは、京都の四季を清澄典雅な画風で描いた宇田荻邨(1896-1980)や、同時代の女性を繊細な現代風俗で描いた伊藤小坡(1877-1968)など、三重県出身画家の、特色ある作品を所蔵しています。また、明治から昭和にかけて、“東”と“西”でそれぞれ画壇を牽引した横山大観(1868-1958)、竹内栖鳳(1864-1942)を始め、戦後、モダンで清新な画面を展開した中村岳陵(1890-1969)、大胆かつ繊細な画風で画壇に大きな影響をあたえた横山操(1920-1973)など、充実した内容を誇っています。
本展では、三重県立美術館の日本画のコレクションから、宇田荻邨を中心とする京都画壇、加えて、東京画壇の画家20名を超える約40点の作品を通して、近現代日本画の名品をご堪能いただきます。
竹内栖鳳 《虎・獅子図》 明治34(1901)年頃 (右隻 部分)
開館時間
9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休館日
毎週月曜日
入館料
・入館料=一般800(650)円 ※( )内は団体20名以上
・高校生以下無料 (学生証をご提示ください)
・笠岡市内在住の65歳以上は無料、笠岡市外在住の65歳以上は団体料金 (住所年齢のわかるものをご提示ください)
※前売は一般個人のみ600円
主催=笠岡市立竹喬美術館
共催=山陽新聞社
特別協力=三重県立美術館
関連行事 ※詳細のお問合せは美術館まで(0865-63-3967)
●講座「日本画の魅力を語り尽くします―京都を中心に東京・大阪まで―」
日時:5月21日(日) 13:30~15:00
講師:中谷伸生氏 (関西大学名誉教授)
竹喬美術館視聴覚室 *要申込み
●特別ギャラリートーク「見逃せない!三重の日本画大公開」
日時:6月4日(日) 13:30~14:30
講師:道田美貴氏 (三重県立美術館 学芸普及課長)
展示室内 *要申込み
●当館学芸員によるギャラリートーク
日時:4月30日(日)13:30~14:30
展示室内 申込不要