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竹喬美術館平成23年度展覧会 秋野不矩展

<特別展>浜松市秋野不矩美術館コレクションを中心とする 秋野不矩展

秋野不矩展ちらし

平成23年4月23日(土曜日)~6月5日(日曜日)

 秋野不矩(あきのふく)は、明治41年(1908)、現在の静岡県浜松市天竜区二俣町に生まれました。19歳で日本画家・石井林響(1884-1930)に師事し、昭和4年(1929)からは京都の西山翠嶂(1879-1958)の画塾「青甲社」に学んでいます。

昭和5年、第11回帝展で《野を帰る》が初入選して以降、入選を重ね、昭和11年には文展鑑査展で《砂上》が選奨となって世の注目を集めます。戦後の昭和23年、日展を離れ、同門の上村松篁ら13人とともに世界性に立脚した日本絵画の創造を目指す「創造美術」(現在の創画会)の結成に参加。この間、先輩画家である澤宏靱と結婚し、育児に明け暮れながらも子供等をモチーフに作品を描いて、昭和26年には《少年群像》で女流作家を対象とする第1回上村松園賞を受賞しています。

54歳の時、客員教授として招かれて一年間滞在したインドは、この後、秋野にとってインスピレーションの源となり、その豊かな大地や文化、そこに暮らす人々を題材とした作品が数多く描かれました。秋野の渡印は生涯で14回にものぼりますが、描かれた対象に向けられた眼差しは好奇心に満ちており、複雑な理屈よりも明快な色彩の力によってその魅力を伝えています。

秋野は、平成3年(1991)に文化功労者となり、平成11年には文化勲章を受章しました。本展覧会では、平成10年に故郷に設立された浜松市秋野不矩美術館の収蔵品を中心に、38歳から93歳までの作品を展示します。秋野作品が示す造形性や豊かな色遣い、その自由な画境をご覧ください。

開館時間

9時30分~17時(入館は16時30分まで)

休館日

毎週月曜日(ただし5月2日は開館)

入館料

一般800円(650)
高校生500円(350)
笠岡市外の小中学生300円(150)
( )内は団体20名以上
前売は一般のみ700円
※笠岡市内の65歳以上および笠岡市内の小中学生は入館無料

前売券販売所(予定)
(笠岡市内)図書館、市民会館、生涯学習課、市民課、カブトガニ博物館、中央公民館、サンロック
(笠岡市外)井原市立田中美術館、華鴒大塚美術館、やかげ郷土美術館、倉敷市立美術館
 

関連行事

○浜松市秋野不矩美術館学芸員と当館館長による美術講座

 「秋野不矩と京都の日本画」 4月24日(日曜日) 13時30分~15時

 美術講座はお申し込みが必要です。竹喬美術館までお電話下さい。

○ギャラリートーク(聴講無料、入館料のみ必要)

 4月30日(土曜日)、5月28日(土曜日) 13時30分~14時30分

<外部リンク>

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