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竹喬美術館平成25年度展覧会 四季を歩む 竹喬

四季を歩む 竹喬

2013年7月20日(土曜日)~10月6日(日曜日) ※8月27日より後期展示

四季を読む竹喬のちらし

 日本画家・小野竹喬(1889-1979)は、生涯にわたり日本の自然を題材とした作品を描きました。とりわけ、季節の変わり目における微妙なうつろいや、一日における時間の経過の中での豊かな表情を見出すことを得意とし、それを穏やかな表現で作品に表しました。

 竹喬はまた、若い頃より俳句を作ることを趣味としており、松瀬青々に師事して「魚乙」(読み方不詳、“ぎょいつ”か)と号し、自らの思いを言葉によっても表しました。竹喬が俳句で取り上げるのは、日常的な一場面や、スケッチをするために自然に遊んだ際に見た景色、そこで感じた事柄など多彩です。これらの句は、絵画に表わされた風景とは必ずしも連動しておらず、異なる表現方法を用いる際、それぞれに相応しい内容があると理解していたように思えます。

 「春の袖ふるるほとりの絵具皿(えのぐざら)」、絵の具を溶いた色とりどりの皿を周りに置いて制作しつつ、軽くなった着物の袖に春が来たことを意識する。画家ならではの一句です。俳句においても絵画においても、竹喬にとって「自然」との交感が制作の源となりました。細やかな感性によって捉えられた四季の移り変わりを、それぞれの表現を比べつつお楽しみ下さい。

開館時間

 9時30分~17時(入館は16時30分まで)

休館日

毎週月曜日(祝日にあたる9月16日・23日は開館し翌日休館)

入館料

一般500円(400)
高校生300円(200)
市外小中学生150円(90)
( )内は団体20名以上
※65歳以上の方・笠岡市内の小中学生は入館無料。年齢のわかるもの、笠岡っ子無料パスを提示してください。

関連行事

ギャラリートーク

7月20日(土曜日)、8月10日(土曜日)、9月15日(日曜日)

いずれも13時30分~14時30分 入館料のみ必要

<外部リンク>

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