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《特別展》幽玄なる世界―吉野石膏日本画コレクション―

ページID:0016875

 平成30(2018)年11月2日(金曜日)~12月16日(日曜日)

上村松園《青眉》

上村松園 《青眉》 [その他のファイル/282KB] 1934年 吉野石膏コレクション

 

近現代日本画の幽玄なる世界

 吉野石膏日本画コレクションは、石膏建材メーカーとして知られる吉野石膏株式会社と2008年に設立した吉野石膏美術振興財団が形成したものです。コレクションは、吉野石膏株式会社の創業地である山形県内の美術館に寄託されています。このたびの公開は山形以外では初公開となる貴重な機会です。
 吉野石膏コレクションの中核をなす近現代日本画には、人物、花鳥、風景と多彩な作品が所蔵されています。中でも上村松園(1875-1949)と前田青邨(1885-1977)の作品群には秀作が多く、特に松園の《青眉》(1934年)は、同年に亡くなった松園の母への思慕が、揺るぎない筆致によって昇華された、清廉で格調高い美人画です。また、青邨の《洞窟の頼朝》は、箱根山中の洞窟に身を隠す頼朝と臣下の群像表現を圧倒的な技量でドラマチックに描き出します。その他、大正期の優れた細密表現を示す速水御舟(1894-1935)《双鳩》や、東山魁夷(1908-1999)、奥田元宋(1912-2003)ら風景画の名手の優品など、近代から現代に至る26名の作家による58点の作品から、日本画の幽玄なる世界をご堪能下さい。

 

開館時間

 9時30分~17時(入館は16時30分まで)

※初日のみ開会式を10時から開催のため、一般公開は10時30分から

 

休館日

毎週月曜日

 

入館料

・ 一般800円(650) ( )内は団体20名以上

・ 高校生以下は無料 (学生証を提示してください)

※笠岡市内在住の65歳以上は無料、笠岡市外在住の65歳以上は団体料金

(住所・年齢のわかるものを提示してください)

※11月18日(日曜日)は竹喬生誕祭につき無料開館日です。

 

関連行事 ※詳細や参加費等のお問合せは美術館までお願いします(0865-63-3967)

参加をご希望の方は美術館までお申込み下さい。(0865-63-3967)

講演会「吉野石膏コレクションの現代日本画」
  講師:野本淳氏(高崎市タワー美術館 事務次長)
  日時:11月3日(土・祝) 13:30~15:00 視聴覚室

講座「吉野石膏コレクション―院展の動向と戦後の日本画をめぐって―」
  講師:上薗四郎(当館館長)
  日時:12月2日(日) 13:30~15:00 視聴覚室

実技講座「日本画の素材・技法にふれる」
  講師:浅野有紀氏(日本画家)
  日時:11月11日(日) 13:30~15:30 視聴覚室

実技講座「日本画の近代と現代の違いを体験」
  講師:森山知己氏(日本画家)
  日時:11月25日(日)13:30~15:30 視聴覚室

竹喬茶会〈竹喬生誕祭〉(申込不要)
  11月18日(日) 10:00~16:00
  お茶席券 400円 ※高校生以下は無料
  協力:笠岡茶道連盟

学芸員によるギャラリートーク(申込不要)
  11月2日(金)11:00~12:00、
  12月9日(日)13:30~14:30

共催

高崎市タワー美術館(会期:2018年9月8日~10月26日)、山陽新聞社

 

助成

一般社団法人 自治総合センター

 

特別協力

吉野石膏株式会社、公益財団法人 吉野石膏美術振興財団

 

<外部リンク>

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