ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップ > 海・山・川・湖 日本画の求める自然

海・山・川・湖 日本画の求める自然

 平成30(2018)年7月27日(金曜日)~9月9日(日曜日)

内海

小野竹喬 《内海》 [その他のファイル/760KB] 昭和30(1955)年頃 竹喬美術館蔵

 

 「虚心になると自然は近づいてくる」小野竹喬は生涯自然を描き続けた画家でした。75年にわたる画業のうちで画風は変化をしていきますが、自然を見つめ続け、素直に描く姿勢は一貫して変わりませんでした。

 竹喬の描く自然は、特別な場所ではなく、樹や山、雲など誰もが見たことのある身近にあるものでした。今回初公開の《内海》は海岸から一艘の小舟が漕ぎ出すところで、穏やかな海と空は、ちょうど竹喬の故郷瀬戸内海の風景を連想させます。島の点在する内海の海岸線は面白く、日本画独特の柔らかで優しい色合いで、長閑で豊かな人と自然が描き出されています。

 竹喬と同じく、多くの日本画家たちにとって日本の自然は、表現の源泉です。児玉希望《山湖雨霽》では、山水のモノクロームの世界に日本人が自然に抱く崇高な気分が表され、林正明《峻厳霊峰》は、見渡す限りの山並みが、自然の厳かさを感じさせます。本展では、竹喬をはじめ日本画家が描いた海・山・川・湖などの風景画約90点を展示します。日本画達の感性を通して、日本の豊かな自然にふれ、身近にある自然の美しさを再発見して下さい。

 

開館時間

 9時30分~17時(入館は16時30分まで)

休館日

毎週月曜日

入館料

  • 一般500円(400) ( )内は団体20名以上
  • 高校生以下は無料 ※学生証を提示してください。
  • 65歳以上は無料 ※年齢のわかるものを提示してください。

関連行事 ※詳細は美術館までお尋ねください(0865-63-3967)

●講座 「竹喬が描いた日本の自然-旅の足跡-」

 松島千穂(当館学芸員) 7月29日(日曜日) 13時30分~15時

 竹喬美術館視聴覚室 

 ※お電話で申込下さい

 

●ギャラリートーク

  8月12日(日曜日)、8月26日(日曜日)

  13時30分~14時30分 ※申込不要

 

 

 

<外部リンク>

このページのトップへ