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竹喬愛蔵コレクション-鉄斎を中心に-

竹喬愛蔵コレクション-鉄斎を中心にー

 平成30(2018)年4月27日(金曜日)~6月10日(日曜日)

太湖競漁図

太湖競漁図 [その他のファイル/288KB]

 竹喬美術館には小野家から寄贈された、竹喬愛蔵の作品が多数所蔵されています。その中には、師である竹内栖鳳をはじめ、親友土田麦僊、福田平八郎、祖父白神澹庵、息子小野春男、そして富岡鉄斎の作品があります。竹喬は富岡鉄斎の作品について、「セザンヌと共通する実在性を感じる」と、対談や講義の中でたびたび語っています。鉄斎絵画への憧れは、セザンヌの影響とともに《島二作》など、国展創立前後の作品のうねるような力強さを生み出し、晩年の竹喬を墨絵への挑戦に向かわせる一因といえます。

 竹喬は鉄斎の作品を数点所蔵しており、小野家寄贈の書額《避邪》(竹喬美術館蔵)は、大正7年に竹喬が初めて手に入れた鉄斎作品です。また、《太湖競漁図》(竹喬美術館蔵)は、写真家土門拳に「水が光ってゐる」と賞賛された作品ですが、昭和31年に詐欺師に詐取されたエピソードのある、竹喬の思い入れの深い逸品です。

 竹喬の愛蔵する鉄斎とともに、鉄斎が55歳の時の研学の様子がうかがえる《雪舟逸事巻》、鉄斎に私淑した洋画家正宗得三郎旧蔵の《山居静適図》(ともに岡山県立美術館蔵)などの名品や、竹喬が特に好んだ鉄斎80代の作品《柳江漁隠図》、《七福遊戯図》(ともにギャラリー鉄斎堂蔵)など約30点の魅力的な鉄斎作品から竹喬の憧れた芸術観を探ります。

 

開館時間

 9時30分~17時(入館は16時30分まで)

休館日

毎週月曜日

※但し4月30日(祝日)は開館し、5月1日(火曜日)は休館します

入館料

  • 一般500円(400) ( )内は団体20名以上
  • 高校生以下は無料 ※学生証を提示してください。
  • 65歳以上は無料 ※年齢のわかるものを提示してください。

関連行事 ※詳細は美術館までお尋ねください(0865-63-3967)

●講座 「竹喬の求めたリアル-鉄斎への憧れ-」

 松島千穂(当館学芸員) 5月13日(日曜日) 13:30~15:00

 竹喬美術館視聴覚室

 募集定員40名(※事前申込をお願いします)

 

●ギャラリートーク

  5月3日(祝日)、5月19日(土曜日)、6月3日(日曜日)

 13時30分~14時30分 ※申込不要

 

<外部リンク>

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