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《特別展》創立100周年記念 国画創作協会の全貌展

 平成30(2018)年9月14日(金曜日)~10月21日(日曜日)

小野竹喬《波切村》(部分)笠岡市立竹喬美術館

小野竹喬《波切村》 [その他のファイル/885KB] 第1回国展 竹喬美術館

 

「生ルゝモノハ芸術ナリ」

で始まる宣言文を高らかに謳い上げ、大正7(1918)年に設立された国画創作協会(国展)は、平成30(2018)年に創立100周年を迎えます。在野の日本画団体として、わずか10年間に7回の展覧会を開催した短命な活動でしたが、大正以降の絵画史上に燦然と輝く多くの名品を残しました。国展設立に加わった、小野竹喬、土田麦僊、村上華岳、野長瀬晩花、榊原紫峰、そして第1回国展後に会員となった入江波光を含めた主要6作家の代表作のほとんどは、この国展の活動から生まれました。
 国展の作家たちは、既存の日本画の価値観にとらわれることなく、「創作ノ自由ヲ尊重スルヲ以テ第一義」とかかげ、生命感あふれる芸術の創造を目指します。ときに尖鋭な感覚を表し、またときに内面に潜む心情を吐露した彼らは、エロチック・グロテスクとみなされたセンセーショナルな表現から、古典回帰の姿勢を示す静謐な表現まで、それぞれの個性を自由にいわば放射状に展開させ、会場は千紫万紅の様相を呈しました。
 このたびの記念展では、国展出品作のうち現在所在が確認される約100点を中心として、近代社会の大きな変革の真っただ中で、純粋な使命を全うした国画創作協会の全貌を明らかにします。あわせて、国展をはじめ日本近代美術のすべての領域が煩悶した西洋美学の東洋美術への受容を、東西美術交流の視点によって探究します。

 

開館時間

 9時30分~17時(入館は16時30分まで)

※初日のみ開会式を10時から開催のため、一般公開は10時30分から

休館日

毎週月曜日

(ただし9月17日、24日、10月8日は開館し、9月18日、25日、10月9日は休館します)

入館料

・ 一般800円(650) ( )内は団体20名以上

・ 高校生以下は無料 (学生証を提示してください)

※笠岡市内在住の65歳以上は無料、笠岡市外在住の65歳以上は団体料金

(住所・年齢のわかるものを提示してください)

関連行事 ※詳細や参加費等のお問合せは美術館までお願いします(0865-63-3967)

参加をご希望の方は美術館までお申込み下さい。(0865-63-3967)

●シンポジウム「国画創作協会の再評価」
  パネリスト:原田平作(美術史家)、島田康寛(美術史家)
  コーディネーター:上薗四郎(笠岡市立竹喬美術館館長)
  日時:9月16日(日曜日) 13時30分から16時30分
  会場:笠岡市立図書館多目的室

●対話講座「笠岡を描いた国展の画家たち」
  講師:上薗四郎(笠岡市立竹喬美術館館長)
  日時:10月7日(日曜日) 13時30分から15時00分
  会場:笠岡市立図書館多目的室

●小野竹喬作《冬日帖》の取材地を巡る探索ツアー
  日時:9月23日(日曜日・祝日) 14時25分から16時30分(※潮の満ち引きの関係で時間が変更になっています)

●実技講座「小野竹喬作《冬日帖》の神島を描く」
  講師:長原勲(洋画家)
  対象:近隣の小・中学生、保護者
  日時:9月30日(日曜日) 13時30分から15時00分
  会場:笠岡市立図書館多目的室

●実技講座「国展の細密描写に挑む」
  講師:森山知己(日本画家)
  対象:岡山県と広島県の高校生と一般
  日時:10月14日(日曜日) 13時30分から15時00分
  会場:笠岡市立図書館多目的室

●学芸員によるギャラリートーク 【申込み不要】
  9月14日(月曜日) 11時00分から12時00分
  9月22日(土曜日)、10月13日(土曜日) 13時30分から14時30分

 

<外部リンク>

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