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日本の建築文化を支え続ける石

ページID:0020861 更新日:2019年6月3日更新 印刷ページ表示

 日本の近代化が進んだ明治後期から昭和初期にかけて,日本銀行本店本館をはじめ,明治生命館などの日本を代表する近代洋風建築等が建てられましたが,そこには瀬戸内海の島々,とりわけ備讃諸島で産まれた花崗岩が使われてきました。
 一方で,我が国が世界に誇る石造建造物である,近世城郭の石垣。その代表が,大坂城の石垣です。大坂城は,徳川幕府が西国・北国の大名63藩64家を大動員して,元和6年(1620)から寛永6年(1629)の間に再建しました。大名たちは競うように巨大な石を運び込み,壮大な石垣を築き上げました。この石垣にも,遠く離れた備讃諸島から運ばれてきた石材が大量に使われています。

石が支えた建築物

 
大阪城石垣 大坂城石垣
日本銀行本店本館 日本銀行本店本館
日本橋 日本橋
東京駅丸ノ内本屋 東京駅
明治生命 明治生命館
靖国神社石鳥居 靖国神社