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カブトガニの体

印刷用ページを表示する更新日:2017年7月12日更新 <外部リンク>

カブトガニの体

大きく分けると

カブトガニの体は、以下の3つにわけることができます。

前体(ぜんたい)
後体(こうたい)尾剣(びけん)

↓カブトガニの体の分け方↓
カブトガニの体

分解してみると分かりやすいと思います。

↓アメリカカブトガニの脱皮殻↓
脱皮殻分解

背面の部位

カブトガニの背面には、主に以下の部位があります。

複眼(ふくがん):トンボの目と同じようにいくつもの個眼が集まった目です。
単眼(たんがん):非常に小さい目が2つあります。光を感知できると言われています。
縁棘(えんぎょく):外的から身を守る役割をします。

↓背面の部位↓
背面の部位

腹面の部位

カブトガニの腹面には、主に以下の部位があります。

鋏角(きょうかく):1対のはさみ状の部位で、エサをとる際に使用します。
歩脚(ほきゃく):5対の歩くための脚です。
へら状器(へらじょうき):第5歩脚の先端部付近に4枚に分かれた部位があるので、広い面積で泥をけって進むことができます。
櫂状器(かいじょうき):水流を作り、多くの水がエラ部分に流れるようにすることができます。
口(くち):すべての歩脚の付け根に位置し、あごと歩脚が連動しているので、歩脚を動かすことによりエサを取り込みます。
腹眼(ふくがん):腹面にある光を感知できる器官で、人の目のように見えるわけではありません。
肛門(こうもん):後体と尾剣の関節部分にあります。ちなみに尿は第4歩脚の付け根付近にある小さな穴(基節腺)から排泄します。
蓋板(がいばん):鰓蓋(えらぶた)です。
鰓書(えらしょ):蓋板に守られている呼吸器官です。5対の付属肢からなります。
生殖口(せいしょくこう):蓋板の内側に位置し、産卵の際のメスの卵はここから出ます。

↓腹面の部位↓
腹面の部位

↓蓋板の内側↓
蓋板の内側