カブトガニの体
カブトガニの体
大きく分けると
カブトガニの体は、以下の3つにわけることができます。
・前体(ぜんたい)
・後体(こうたい)・尾剣(びけん)
↓カブトガニの体の分け方↓
分解してみると分かりやすいと思います。
↓アメリカカブトガニの脱皮殻↓
背面の部位
カブトガニの背面には、主に以下の部位があります。
・複眼(ふくがん):トンボの目と同じようにいくつもの個眼が集まった目です。
・単眼(たんがん):非常に小さい目が2つあります。光を感知できると言われています。
・縁棘(えんぎょく):外的から身を守る役割をします。
↓背面の部位↓
腹面の部位
カブトガニの腹面には、主に以下の部位があります。
・鋏角(きょうかく):1対のはさみ状の部位で、エサをとる際に使用します。
・歩脚(ほきゃく):5対の歩くための脚です。
・へら状器(へらじょうき):第5歩脚の先端部付近に4枚に分かれた部位があるので、広い面積で泥をけって進むことができます。
・櫂状器(かいじょうき):水流を作り、多くの水がエラ部分に流れるようにすることができます。
・口(くち):すべての歩脚の付け根に位置し、あごと歩脚が連動しているので、歩脚を動かすことによりエサを取り込みます。
・腹眼(ふくがん):腹面にある光を感知できる器官で、人の目のように見えるわけではありません。
・肛門(こうもん):後体と尾剣の関節部分にあります。ちなみに尿は第4歩脚の付け根付近にある小さな穴(基節腺)から排泄します。
・蓋板(がいばん):鰓蓋(えらぶた)です。
・鰓書(えらしょ):蓋板に守られている呼吸器官です。5対の付属肢からなります。
・生殖口(せいしょくこう):蓋板の内側に位置し、産卵の際のメスの卵はここから出ます。
↓腹面の部位↓
↓蓋板の内側↓