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笠岡湾干拓地の水質保全

ページID:0002133 更新日:2017年7月12日更新 印刷ページ表示

笠岡湾干拓地の水質保全対策について

 笠岡湾干拓地は昭和41年の着工から24年の歳月と約300億円(農業用地干拓関係分)の事業費を投じて平成2年に完成しました。入植から25年が経過する過程で,営農活動に伴う排水による汚濁負荷が増加し,閉鎖的な水理特性を有する寺間遊水池の水環境が損なわれてきています。
 笠岡市は,平成5年度から寺間遊水池の定期的な水質調査を実施するとともに,礫や微生物などを利用した水質保全対策に取り組んでいます。
 遊水池の水環境の保全を図っていくことが,重要な課題となってきています。

笠岡湾干拓地水質保全対策検討委員会での検討

 笠岡市では寺間遊水池の水環境を改善し,環境にやさしい持続性のある農業を展開していくための総合的な対策を立案することを目的として,「笠岡湾干拓地水質保全対策検討委員会」を設置し,(1)農業面源対策部会 (2)水質浄化対策部会の2つの専門部会において岡山大学等の協力を得て総合的な水質汚濁の負荷軽減策対策について検討を行いました。
 委員会での検討結果は,寺間遊水池の水質保全対策について,笠岡市をはじめとして干拓地に係わる生産者,関係機関が連携し計画的,総合的な推進が図られるよう,平成20年3月に「笠岡湾干拓地水質保全対策検討委員会検討結果のとりまとめ」として提案されまして,これまでの本委員会での検討結果を取りまとめたものです。

検討結果取りまとめ(前半 1~3章) PDF形式 6MB

検討結果取りまとめ(後半 4~7章) PDF形式 3MB

水質保全対策検討委員会の検討結果のまとめ

干拓地における水質保全対策(抜粋)

対策別削減負荷量算定結果一覧[PDFファイル/73KB]

具体的対策 PDF形式(14項目の対策)

水質保全対策の実施状況

14項目の対策の内,(1)下水道の整備については,笠岡市公共下水道事業により平成24年度から茂平地区の一部地域において供用を開始しています。
(3)1号幹線排水路の浚渫は平成21年度及び22年度に実施しました。
(5)接触酸化法については,平成14年度に一部の施設を先行的に整備しています。
(6)適正施肥の徹底,(10)緩衝帯の設置,(11)冬作物の栽培による農地の裸地化防止の各項目については,営農者の方々に協力を要請しました。引き続き,より広範囲の方々に協力をお願いしてまいります。
(7)粗飼料基地の有効活用について笠岡市は,農業法人に貸し付けるなど積極的に取り組んでいます。
(8)堆肥舎の増設と耕畜連携による堆肥の適正処理は水質浄化と並行して進めているバイオマスタウン利活用推進協議会の堆肥部会において検討し,平成26年度末に堆肥舎の増設工事が完了する予定です。
(9)畜産排水処理施設の設置は平成21年度で低コスト型の浄化施設の検討を行いました。
(13)導水は干拓東堤防の湧水を遊水地へ導水しています。
(2)住民・事業者に対する負荷削減活動の推進については,下記の対策を現在実施中です。干拓地の水質の現状とその保全対策について,理解と協力を目的にパンフレットを作成し,説明会等の実施,酵母と納豆菌と乳酸菌を利用した環境浄化微生物(えひめAI-2)の活用を応援して,環境保全活動に貢献できるよう努めます。
「えひめAI-2」は,愛媛県の産業技術研究所で開発され,環境浄化微生物菌液として愛媛県内で高く評価されているだけでなく,県外の地域活動等にも普及しつつある安価で安全な環境浄化手法です。
以上の項目について状況に合わせて段階的実施します。

えひめAI-2の製造方法(PDF形式)

 

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