北木島の流し雛

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年3月1日更新

北木島の流し雛(きたぎしまのながしびな)

市指定 重要無形民俗文化財

伝承地 : 笠岡市北木島 /保存団体 : 北木島流し雛保存会
指定年月日 : 昭和55年3月27日

北木島の流し雛
北木島の流し雛

北木島大浦の海岸で、旧暦3月3日の満潮時、紙雛を乗せた小舟を海に流す伝統行事。小麦わら、または厚紙を利用して小舟(うつろ舟)を作り、帆を立てる。その中に、毎月1体つくってためた12体の紙雛(閏年は13体)と、前後に船頭を乗せる。これにアサリ寿司や桃の花の小枝などを添えて、浜辺から海へと流す。
雛を送るのは女の人で、この雛に悩みや病気を託し、また家族の安全や子供の健やかな成長を願って、昼の満潮に乗せ、引き潮とともに「加太へ帰って下さい」と唱えながら流す。一節には、この行事が始まって、かれこれ300年にもなるという。
和歌山市加太にある淡嶋神社の信仰にもとづく行事で、もとは各家庭でめいめいに流していたが、現在では観光行事化し、大浦の浜から一斉に流している。なお、大浦の荒神社のそばに、淡島様の小さな祠が祀られている。