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笠岡市の現状分析
笠岡市の現状分析
人口減少と高齢化
笠岡市の人口は市街化調整区域や都市計画区域外(島嶼部)での減少が著しく、市の推測によると、20年後には5万人を下回る恐れがあります。人口・世帯数の増減状況について近隣市町と比較すると、いずれも本市は低い水準にあることが分かります。
笠岡市の人口推移と将来予測
人口・世帯数の対前年増減率
高齢化率についても、県平均よりも高いレベルで推移しており、本市では深刻な状況であることがうかがえます。
笠岡市の高齢化率の推移
本市からの転出状況を分析すると、つながりが深い福山市が最も多くなっていますが、その一方で、里庄町などの県内の近隣市町への転出者も多く、合計で年間300人以上にものぼります。
笠岡市からの転出状況
産業と開発の状況
笠岡市の商工業はいずれも社会・経済情勢の影響で停滞状況にあります。こうした状況が、就業機会の減少や生活サービスに支障を与えるなど、定住する上での障害を引き起こしています。また、新規の企業立地も低迷しています。
笠岡市の商工業の状況
笠岡市の企業立地状況
本市における住宅の建築がどの程度活発か、近くの市町と比べてみますと、本市は非常に低い水準にあることがうかがえます。
笠岡市の住宅建築の活発度
自然と農地
笠岡市の市街化調整区域のほぼ全域に農業振興地域や自然公園地域などが定められ、農地法や自然公園法などの法令で守られています。
笠岡市の農業地域と自然公園地域
下水道・道路
笠岡市の下水道などの都市基盤は、地区の状況に応じて計画的に整備を進めています。
笠岡市の都市基盤整備状況図
地形および地理的条件
笠岡市のまちは、北部などにも平坦地はありますが、沿岸の狭い埋立地を中心に市街地が密集しています。こうした平坦地などに宅地や商業地が占める割合を比較すると、本市は県下でも非常に利用が低い状態です。
笠岡市の地形および地理的条件