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笠岡市の線引きを考える
※このページは線引き廃止を検討していた当時のものです。現在の土地利用規制は線引き廃止後も変更をしているため,異なっています。
笠岡市の線引きを考える
笠岡市では、近年、市街化調整区域内の農村集落の衰退が著しく、周辺市町への人口流出が進むなどの問題が深刻化し、集落生活の維持や地域活性化のために土地利用の見直しが求められています。
特に、都市計画区域を市街化区域と市街化調整区域に区分する、区域区分制度(線引き)については、今の時代に本市に果たして適当なのか、弊害の方が大きいのではないかなど、その必要性に疑問の声が高まっています。
こうした状況の中、本市では平成16年に笠岡市都市計画マスタープランを策定し、これからの土地利用方針として、人と自然、都市と農村が共存する笠岡らしさを活かした新しい土地利用形態、「共生型土地利用」を掲げました。
笠岡市では、これを実現するためにどのような方策が適当か、庁内プロジェクトチームを中心として、具体的に今後のまちづくりの方向性について、線引きの必要性を含め、様々な角度から検討を行ってきました。その結果、線引きを廃止し、より緩やかな代替方策で土地利用をコントロールしていく『あたらしい笠岡の都市計画(案)』を作成しました。
今後は、この案の概要についてお知らせするとともに、市民のみなさんのご理解をいただきながら、あたらしい笠岡の都市計画の実現に向け、鋭意取り組んでまいりたいと考えています