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笠岡市の台所事情

印刷用ページを表示する更新日:2021年9月30日更新 <外部リンク>

笠岡市の家計簿

「笠岡市の台所事情」

令和2年度の笠岡市の財政状況を一家の家計に例えてお知らせしたいと思います。

笠岡市の台所事情

~笠さん一家の紹介~笠さん一家はお父さん、お母さん、お姉さん、弟の4人家族です。お父さんはサラリーマンで、給料が主な収入ですが、その他に所有する小さなアパートの家賃収入があります。また、お姉さんは私立の高校に通うために下宿し、弟は小学生で週に2回学習塾に行っています。おじいちゃんは、岡山に住んでいてときどき帰ってきます。

1.収入について

まず,笠岡市の1年間の収入(市ではこれを歳入と呼びます)を見てみましょう。令和2年度の笠岡市の収入は約296億円となりました。ずいぶん大きな数字です。
このままでは額が大きすぎてなかなか実感がわいてきません。では、一家の給料・家賃収入を420万円として家計に置き換えてみましょう。次の表1をご覧ください。

【令和2年度決算額:収入の部】
普通会計ベース※1
【表1】

笠岡市の状況を表したもの家計に置き換えた場合比率
 年間1ヶ月



市税・使用料
・財産収入など
91億4865.7万円給料・家賃収入420.0万円35.0万円30.9%
繰入金7億6696.0万円貯金の取崩し

35.2万円

2.9万円

2.6%




国県支出金
地方交付税
地方消費税
など
169億8860.7万円おじいちゃん
からの援助
779.9万円65.0万円57.5%
市債26億7168.2万円借金122.7万円10.2万円9.0%
収入の合計295億7590.6万円収入の合計1357.8万円113.1万円100%
 

このようにして見てみると、給料(市税など)だけでなく、いろいろな種類の収入があることが分かります。
なかでも令和2年度はおじいちゃんからの援助(国や県からの補助金、地方交付税など)が全体の57.5%を占めており、特に多くなっています。
これは新型コロナウイルス感染症対応のために、いつもより多くのお金を援助してくれたためです。
その他には、預貯金の取崩し(繰入金)や金融機関などから借金(市債)をしています。
いろいろな種類の収入で一家は生計を立てているんです。

 

収入におけるポイント

自主財源と依存財源

収入を見るうえで重要なポイントは、表1の一番左にある「自主財源」と「依存財源」の割合です。自主財源と依存財源とは何でしょうか。

自主財源とは・・・

文字どおり地方公共団体が自主的に収納できるお金のことを言い、市税や使用料・手数料などがこれに該当します。
市税であれば、市が課税をして集めることができますし、住民票交付の手数料も市が独自に決めて収納することができます。
このような収入が自主財源です。

依存財源とは・・・

国や県の決定により交付される収入のことで、補助金や地方交付税などがこれに該当します。

笠岡市では、この割合が自主財源33.5%、依存財源66.5%となっています。依存財源が多いとそれだけ国や県に頼る部分が多いということですから、結果として市が自由に使えるお金の割合が減ります。財政の健全化を図るためには自主財源の確保が重要な課題です。

 

2.支出について

それでは次に、お金の使いみちである支出(市ではこれを歳出と呼びます)を見てみましょう。次の表2をご覧ください。

【令和2年度決算額:支出の部】
普通会計ベース※1
【表2】

笠岡市の状況を表したもの家計に置き換えた場合比率
 年間1ヶ月
人件費40億
6622.3万円
食費186.7万円15.6万円13.7%
公債費21億
3688.1万円
ローンの返済98.1万円8.2万円7.2%
扶助費

41億
6728.9万円

医療費191.3万円15.9万円14.1%
物件費31億
7810.5万円
光熱水費や電話代、
塾代など
145.9万円12.2万円10.7%
普通建設事業費・
災害復旧費・
維持補修費
33億
298.1万円
自宅の増改築費、
修繕費、車の車検代
151.6万円12.6万円11.2%
繰出金23億
1337.4万円
子どもへの仕送り106.2万円8.9万円7.8%
補助費等・投資
及び
出資金・貸付金
95億
900.5万円
友人・親戚への援助436.6万円36.4万円32.2%
積立金

3億
1620.2万円

預金をする14.5万円1.1万円1.1%
歳計剰余金5億
8584.6万円
タンス預金、財布の中身など

26.9万円

2.2万円2.0%
支出の合計295億
7590.6万円
支出の合計1357.8万円113.1万円100%
 

支出の中では、友人・親戚への援助(補助費等・投資及び出資金・貸付金)がもっとも多くを占めています。
令和2年度は新型コロナウイルス感染症で困っている友人のためにたくさん援助をしたので、特に割合が高くなっています。
次いで医療費(扶助費)、食費(人件費)と続きます。
このほかにも、自宅の増改築費、修繕費、車の車検代(普通建設事業費・災害復旧費・維持補修費)、光熱水費や電話代、塾代(物件費)、さらにはローンの残高(市債残高)が1221.8万円(普通会計で266億1335万円)あるので、その返済(公債費)などもしました。

このように、支出にもいろいろなものがあります。

支出におけるポイント

義務的経費

支出のうち、食費(人件費)、ローンの返済(公債費)、医療費(扶助費)の3つを義務的経費と呼びます。
義務的経費とは、その支出が義務づけられ、必ず支払わなければならないものです。
この義務的経費の比率が大きければ大きいほど、自由に使うお金が少なくなりますから、義務的経費が増えることは財政の健全化を図るにあたっての大きな障害となります。
なお、笠岡市では、義務的経費の割合が35.0%と、支出の3割を超えています。

これまで収入と支出の状況をみてきましたが、このような状況の中、笠岡市では令和2年度の実質単年度収支(会社組織での当期純利益に類似するものです)は4億3253.7万円の赤字となりました。

Q&A質問コーナー

質問コーナーでは、皆さんからの質問をお待ちしております。

皆さんからの質問には、私たち財政係がお答えします。

-あとがき-
ということで、今回もちょっと強引でしたが、市の収入と支出を家計に置き換えて説明してきました。コロナ禍ということもあり、令和2年度はお父さんの給料(市税)が前の年から少し減ってしまいました。それでも、おじいちゃんに援助をしてもらいながら、新型コロナウイルス感染症によって困っている人を助けるためなどにお金をたくさん使ったので、笠さん一家至上、いちばん収入も支出も多くなりました。また、毎年のことながら、医療費(扶助費)や子どもへの仕送り(繰出金)などもかさみ、苦しいながらもなんとかやりくりをしました。おじいちゃんの台所事情(国の財政)も非常に厳しく、いままでどおりの援助をもらえるかどうかわかりません。笠さん一家の貯金(基金残高)も56.6万円(普通会計で12億3203.8万円)と、決して多くはないですし、今後も一家の台所事情は簡単には楽にならないでしょう。そんな中でも元気で幸せな家庭(市政)を築くために、計画(第7次総合計画)の実現に向けて、がんばっていきます。そのためにも台所事情を安定させるため、知恵を絞って、財源の確保と支出の適正化に努めていきます。
皆さんのご意見をお待ちしています。
※1 普通会計…一般会計とへき地診療会計、公共用地取得会計をまとめたものです。