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竹喬美術館平成25年度展覧会 人を描く-京都・大阪の日本画

人を描く-京都・大阪の日本画

「人を描く」展のちらしの画像 

2013年5月18日(土曜日)~7月15日(月曜日・祝日)

 このたび竹喬美術館では、人物を題材とする作品を取り上げ、京都と大阪という地域性を対比しながら、表現の違いや重なりを考える展覧会を開催します。

 明治以降の京都と大阪の日本画は、円山四条派の伝統を基礎に置き、さまざまな画題に取り組みました。美人画も主要なテーマでした。ただし、明治末期になると現実社会の生(なま)の人々の暮らしに目を向けた作品も登場し、女性の姿はリアルな視線によって描写されます。

 市井の中でも、過酷な労働を強いられる女工や、また遊郭で生きざるを得ない女性が描かれることが多くなり、その中から京都においてはグロテスク、エロチックと形容される女性がしばしば描かれ、大阪においてはこれに粘りと崩れを加えた女性が描かれました。両都市の表現のあり様を、明確に区別することは困難ですが、京都は頽廃的でありながら品格を最後まで保持し、大阪はとことん歓楽的であろうとしています。

 今回の企画では、京都と大阪の女性表現を対比して取り上げるだけでなく、風俗画の中に見られる老人や子供の姿も紹介します。さらには、近年発見された京都の榊原始更が描く鉛筆や木炭による人物デッサンの大作も紹介します。

 京都の甲斐庄楠音、岡本神草、木村斯光、土田麦僊等、また大阪の上島鳳山、生田花朝女、島成園、木谷千種等、多彩な顔触れの人物画が約60点展示されます。デカダンと高品が交錯する人物画の世界をお楽しみ下さい。

開館時間

 9時30分~17時(入館は16時30分まで)

休館日

毎週月曜日(ただし、祝日にあたる7月15日は開館)

入館料

一般500円(400)
高校生300円(200)
市外小中学生150円(90)
( )内は団体20名以上
※65歳以上の方・笠岡市内の小中学生は入館無料。年齢のわかるもの、笠岡っ子無料パスを提示してください。

関連行事

ギャラリートーク

5月18日(土曜日)、6月9日(日曜日)、7月7日(日曜日)

いずれも13時30分~14時30分 入館料のみ必要

<外部リンク>

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